【さらに上昇】
ロードデルレイは9-10F重賞奪取に漸次接近中。明け3歳1月デビュー、初陣の東京9F戦では上がり33秒2という加速ラップを計測し、1勝クラスの
つばき賞の数値内容も出色だった。
馬体の成長を第一に置き春のクラシックは回避したが、9月の
赤倉特別では10Fの距離を克服。
神戸新聞杯は1Fが長く0秒1差の4着に競り負けたが、ゴールギリギリまで見せ場は作った。10Fに戻した前走の
ウェルカムSは上がり33秒3で外一気の力押し。短期放牧を挟み坂路およびCWともに11秒台の高速ラップを連発しており、さらなる進化がうかがえる。
対抗の
バトルボーンは6戦4勝、テッポウ勝ちを何度も決めてきた。
七夕賞は初の重賞、押し出される形の逃げ。ラ
イバルたちの格好の目標となり何度かプレッシャーを受け4着に失速したが、オープンも二度目、相性のいいルメールJに手が戻る。稽古時計は地味でも乗り込み量は豊富。当コースには1分57秒8という好時計を持つ。
三番手は
シルトホルン。GIII・
ラジオNIKKEI賞2着、
オクトーバーS2着、
福島記念は包まれ仕掛けが遅れ6着に敗れたが、東京は2勝2着2回。伸びやかな走りを期待できる。
パクスオトマニカの前残りも要注意。3歳限定オープンながら
プリンシパルSは上がり33秒6で逃げ切りV。
日本ダービー・
菊花賞の敗因は距離に尽きる。
フライライクバードの粘り込みも小差。勝負どころの反応が若干鈍いが半面オープンでも大崩れなし。戸崎Jの工夫ひとつで上位争いに顔を覗かせてくる。前崩れの展開になれば
シュヴァリエローズにも連下の芽が出てくる。