3勝クラス・芝の牝馬限定戦は年明けから3鞍が行われたが2-5月の施行。つまり、この
ユートピアSは下半期で最初の該当レースとなる。2連勝で人気を集める
ニューステソーロは直近4走が下級条件の牝馬限定戦だった。ならば表面的な着順はひと息でも牡馬相手の現級戦で揉まれてきた組に妙味が出てくる。
◎
ホウオウラスカーズは直近2走が16→4着と馬券圏外となったが、もちろん前述したように牡馬相手の結果なら度外視できる。今回と同舞台(東京芝1800メートル)、かつ牝馬限定戦だった2月の
初音Sは最速32秒7の末脚を繰り出して2着を確保。勝ち馬は次走でGIII
中山牝馬Sを制する
コンクシェル(
エリザベス女王杯出走)なら価値の高い善戦と判断できる。何より
ニューステソーロとの2頭出しを高木厩舎が敢行は両馬ともに勝ち負けになると踏んだからこそ。2か月半ぶりをひと叩きしての上積みも確実なら、上位の決め手を生かした差し切りが濃厚だ。