【混戦】ディオは3連勝とひと皮むけた印象。前走で中山マイルも対応済みで中2週続くも気配上々で重賞初Vを見込む。セッションは京都金杯2着が見せ場十分で休み挟むも軽快な動き目立ち立ち回り次第で勝機あり。タイムトゥヘヴンは弾みある動きに好感持て末脚生きる流れなら。昨年の勝ち馬インダストリアも巻き返しの態勢。パラレルヴィジョンも脚力見劣らず、ラインベックやグランデマーレなども差はない。

【マイル・イズ・ベスト】パラレルヴィジョンがマイル重賞路線に着地完了。10Fで3勝を挙げダートのマイルも勝ったが、ニューイヤーSは初の芝1600m。1000m通過は57秒7のよどみのないミドルペースで推移し、先行勢を視界に置き慎重に好位で進めたが、上がり3Fを11秒3から6の滑らかな加速ラップで、内ラチ沿いからスルスルと首位を奪取。1分32秒3という走破タイムは同レースの過去10年では最も速く、57kgで2勝、戸崎Jも追い切りで体調と反応を確認済み。

　対抗にはアルナシームをピックアップ。9Fを1分44秒台で2度勝ちあがっているが、1000m通過・57秒台のHラップを幾度か経験。前回の小倉大賞典はマイル通過・1分32秒6という高速ペースを残り1F一旦先頭に立つシーンを作った。折り合いやイレ込み癖も徐々に解消、沈着冷静かつ大胆な横山和Jのリードにも期待。

　ディオの勢いも互角。58kgで2勝、異なるペースのマイル戦を、中団もしくは好位で自在に立ち回り目下3連勝。半兄のソウルラッシュ(昨年のマイルCS2着)の背中を追うように、いま力と自信をつけている。使える脚は短いが、セッションは昨秋の仲秋Sで1分31秒9という快時計を叩き出し、京都金杯は1000m通過・56秒7という激流を捌き際どい2着に粘り込んだ。

　クルゼイロドスルは3歳早期に中山マイルをHレベルの時計で駆けた好素材。折り合いを覚え、前回の1分32秒5をベースに重賞路線に再浮上。ベストは7Fだがレイベリングは朝日杯FS3着。切れ、55kgは魅力。大穴はエエヤン。

　ダービー卿CTになると毎年言っているのが「前走準オープン組を狙え」。過去10年だと[4-1-1-9]で勝率26.7％・複勝率40.0％。前走重賞組が4.6％と13.8％だからその差は明らか。回収率も単146％・複104％と高い。

　一昨年は該当馬2頭、昨年は1番人気レッドモンレーヴが7着とここ2年準オープン組の結果が出ていないが、ひるまず買ってみたい。

　今年の前走準オープン組は3頭。◎にはニシノスーベニアを選んだ。11番枠ながら3頭の中ではいちばん内ということもあるし、一昨年以降はこのコースで崩れていない。脚質に自在性があるし、金曜に降った雨の影響が残ればさらに良い。

　○にも準オープン組のクルゼイロドスルを取ったが、同じグルーブで3つともシルシ上位というのはどうかと思ったのでレイベリングは☆に。▲ディオは崩れ無さそうなので、3連複フォーメーションで○▲を2列目にする。

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【波乱含み】7ディオはハンデが微妙でも3連勝中の勢いを評価して中心視。2パラレルヴィジョンは前走の好位付けを再現できれば首位争いが期待できる。13クルゼイロドスルは昇級戦でも素質的に通用十分とみて単穴にマーク。9セッションは今回も立ち回りひとつで善戦以上が可能だろう。16ドルチェモアは大敗続きでも中間の動き上々で一発に注意。11ニシノスーベニアは相手強化でも底力がいきる流れになれば上位まで。

※3/24時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　中山芝1600mで行われるGIII戦。本命視しているのは、アルナシームです。前走の小倉大賞典では終いの生きる馬場状態の中、好位から馬場の悪い内を通りながらも最後までしぶとく走れていた点が好印象。マイルも問題なくこなせますから楽しみです。

※3/24時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　クルゼイロドスルの重賞初制覇だ。前走は3勝クラスながら、我慢を覚えさせる競馬で勝てたことに意義があった。ハナに行ってバテ、抑えれば折り合いを欠く競馬から脱却。成長著しい。ディオは3連勝中。好位で競馬ができて不発がない。セッションは京都金杯2着。好位で構えられるのがいい。ニシノスーベニアも前走が快勝。

※3/24時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　大敗直後の馬は過信禁物。「前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.6秒以上だった馬」は2020年以降[1-1-0-33]と安定感を欠いていました。

　さらに「父がキングカメハメハ系以外の種牡馬、かつ前走のコースがJRA、かつ前走の上がり3ハロンタイム順位が4位以下だった馬」は2020年以降[0-2-0-34]。キングカメハメハ系種牡馬の産駒と、前走で出走メンバー中上位の上がり3ハロンタイムをマークした馬に注目するべきでしょう。

　あとは臨戦過程も見逃せないポイント。「前走の距離が今回と異なる距離だった馬」は2020年以降[0-0-0-21]と上位に食い込めていません。

　今年のメンバー構成なら、アスクコンナモンダ・クルゼイロドスル・ディオあたりを中心視したいところです。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　Bコース替わり初日に行われるので、良馬場なら1分32秒台の速い勝ち時計がマークされることも珍しくない。しかし、野芝のみが使用される秋開催と異なり洋芝がオーバーシードされている馬場状態のため、スピードだけで押し切るのは難しいという一面もあり、近年に関しては追い込みがよく決まっている。

1.休み明けは苦戦

　過去10回、中9週以上の休み明けでこのレースに臨んだ馬は[1-2-2-29]で複勝率14.7％。阪神Cなど格上レースからの臨戦馬も含めて、好走例は多くない。

2.超大型馬のパワーが活きる

　過去10回、馬体重が520kg以上だった馬は[4-3-3-13]で複勝率43.5％。対して、459kg以下の馬は[1-0-1-14]で複勝率12.5％、馬格に恵まれた馬の台頭が目立つ。

3.昇級初戦から通用

　過去10回で、前走がGIIIだった馬は[4-3-3-59]で複勝率14.5％、前走がGIIだった馬も[0-2-0-15]で複勝率11.8％とあまり目立たない。一方、前走が3勝クラスだった馬は[4-1-1-9]で複勝率40.0％と上々。単勝回収率も146％と高くなっている。斤量55キロまでの馬が近10年で6勝しているように、ハンデ戦で斤量が軽くなりやすいことも影響しているのだろう。重賞組よりはこちらの方が狙い目。

　ニシノスーベニアは前走で3勝クラスを勝ち上がって今回が昇級初戦。前走時の馬体重が538キロと超が付く大型馬で、ここでも最も馬格がある。斤量も恵まれそうで、好位から中団で運んで、直線脚を伸ばして抜け出せそうだ。

　ディオは3連勝で前走の東風Sを勝ってここへ臨む。ハンデが恵まれることはなさそうだが、馬格もそこそこあって能力自体高い。詰めたローテーションで臨めるのもここでは良いだろう。4連勝も十分ある。

　その他、馬格あるショウナンマグマ、昇級初戦も能力高いレイベリング、京都金杯2着で馬格あるセッション、復調気配を見せるタイムトゥヘヴン、前走が同条件のニューイヤーS勝ちのパラレルヴィジョンあたりも好走圏内。

【小波乱】パラレルヴィジョンは勢い上々。立ち回りがうまいセッション。アスクコンナモンダは力をつけている。

GIIIダービー卿CT。芝1600mのハンデ戦。斤量の上下差はわずか3キロ。僅差のメンバー構成だ。前走同距離コースで指数が評価しているのは109◎ニシノスーベニア。これで前走から2キロ減ならば狙ってみたい。相手に同106○ディオ。前走芝替わりの同距離コースで102出ている▲パラレルヴィジョン。同103☆クルゼイロドスル。以下にも有力候補ズラリ。あとは△で押さえきれるかの勝負。

3連勝と勢いに乗る7ディオが主力。マイル適性は高く自在な脚は魅力。次位は2パラレルヴィジョンで調子は上向きでチャンス。▲は9セッションで休養明けだが仕上がりは上々で差はない。