4回中山初日の
汐留特別は1分06秒8の決着。2勝クラスの特別戦ながら12年・GI
スプリンターズSで
ロードカナロアがマークしたコースレコード(1分06秒7)に迫る快時計がマークされた。当レースに参戦する5頭(3-6着、8着馬)の走破タイムも1分07秒1-07秒9と普通ならば勝ちタイムレベルとなる。残暑の中で激走後の中2週となるだけに、どうしても反動が気になるところだ。そこで夏後半をリフレッシュに充てた組の出番となる。
◎
イサチルシーサイドは7月6日に福島・大郷特別(芝1200メートル)で1勝クラスを逃げ切りV。すると続戦を選択せず7月9日に放牧に出された。9月3日に美浦トレセンに帰厩すると当レースを
ターゲットに調教を再開。この中山芝1200メートルでは3か月ぶりの実戦ながら1勝クラスを0秒1差3着に好走。3歳1月の時点としては極めて優秀な1分07秒7をマークし1着
スピリットガイド(
マーガレットS3着)、2着
アララララ(現2勝クラス)と接戦は高いコース適性と能力の証左となる。同型が少ない組み合わせも追い風だけにポン駆けVが期待できる。