西日本エリアの主場開催は次週から京都へ。通常時の
カレンダーならば京都→京都→阪神と続くが、今秋は阪神が改装工事中のため3開催連続(5?7回)で京都が舞台となる。その“酷使”を考慮し、23日に発表された「2025年度開催日割案」では年明け最初の開催は本来の京都ではなく中京となることが明らかにされた。一方、現時点で疲弊度が高い芝コースは中京となる。通常ならば初夏の開催終了後は暮れの裏開催まで休止となる期間なのだが…。今年は8月10日に開幕した2回中京から9月7日に開幕の3回中京の連続開催。トータル8週間の
ロングラン開催がようやく最終週を迎えたのだ。なら、軽い芝の瞬発力比べを得意とする切れ者よりも、スタミナに裏打ちされたタフな差し馬に出番が回ってくるに違いない。
◎
マイネルエンペラーは自身上がり33秒台をマークが1勝クラス2着時の1回(京都外2400メートル=33秒9)だけ。残る5連対は自身上がり34秒0から35秒8での好走だった。その内訳は中京・重や函館・稍重など坂のあるコースや洋芝で持久力が求められる馬場コンディションだった。裏を返せば洋芝であっても良馬場、かつ流れが落ち着いた直近の札幌戦での敗退で評価を下げる必要は皆無。2戦2連対と得意の中京が舞台ならばナタな切れ味に注意を払いたい。