秋に行われる3歳GIの
トライアルは“上がり馬”か、それとも“実績馬”を重視するかの選択を迫られる。
秋華賞TR・GII
紫苑Sで当方は前者をチョイス。しかし1着
クリスマスパレード(GII
フローラS4着)、2着
ミアネーロ(GIIIフラワーC1着)、3着
ボンドガール(GIIニュージーランドT2着)と春時点で重賞好走歴がある組が上位を独占した。しかもコースレコードとなる1分56秒6の高速決着ゆえ、差し脚を生かしたい新興勢力の出番はまったく封じられてしまった。
◎
ハミングは13頭立て、12番の外枠のため道中で前に壁を作れず、スタミナをロスしながらの追走。おまけに直線では内の馬に寄られて大きく
バランスを崩すシーンも。まったくの不完全燃焼の内容ならば11着の結果で見限るのは早計だ。未勝利(京都)→1勝クラス(小倉)の連勝は1800メートルでマークしており
紫苑S(2000メートル)から1ハロンの距離短縮は歓迎材料。自己条件に戻るうえ、前走比3キロ減のハンデ52キロも追い風とあれば、古馬勢撃破も十分に期待できる。