【チョイ荒れ】古馬混合でも自己条件なら中心は3歳馬ジーサイクロン。阪神で1勝、京都で2勝。様々な流れを踏み一戦ごとにレース精度と時計レベルを向上させてきた。3番人気で挑んだレパードSは、勝負どころでゴチャつきがすべて。アクセルを踏み遅れてしまったが、レースを投げ出すことなく最速の上がりで直線脚を伸ばしてきた。予後も6F追いをビシバシ、夏場に体力強化が叶った。

　対抗のハビレは羽田盃や東京ダービーに参戦(ともに掲示板)、レパードS5着。次走の自己条件・両津湾特別は想定通り突破。力量はほぼ互角。年齢はひとつ上だが、ディープリボーンは京極特別を0秒8差の大楽勝。今の状態なら9FもOK、上位3頭はタテ目も返しておこう。前崩れ頼みゆえ二番が利くかどうかが微妙だが、フルオールの前走・1分51秒3・2着という好記録はリスペクト。メイショウシナノの粘り腰、コルドンルージュ、マリアナトレンチを3着に配置。

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【混戦模様】前走は人気より下の着順となったが、ラストの脚を見る限り、OPクラスの素材であることは確認できた9ジーサイクロン。このクラスでも大威張り。15ディープリボーンは中京コース3戦3連対。4ハビレは前々走◎に先着。前走の疲れ次第。

　今年、行われた中京ダート1800メートル戦は先週までに51レース。良馬場最速決着は9月16日のJRA70周年記念アニバーサリーS(3勝クラス)の1分51秒1となる。同条件の古馬オープンは名鉄杯=1分51秒6、名古屋城S=1分52秒0だから、オープン級のハイレベル決着だったという結論が導かれる。つまり中距離に矛先を向けてから4戦3勝となった勝ち馬カズペトシーンは相当な器ということに。従兄弟にセンチュリオン(18年・GIIIマーチS)、近親にアーテルアストレア(交流重賞3勝)がいる血統背景からも砂で頂点を極めても不思議はない。

　裏を返せば2着以下の組にとってはあまりにも相手が悪かったということに。◎フルオールは11番人気と前評判は低かったが坂路の最終追い切りの動きを見届けた当方は自信の本命を進呈していた。鞍上の進言によるブリンカー装着効果もあり、しっかりと能力を発揮し2着を確保。3着ダノンブレットには1馬身半差を付けたのだから現級での能力上位は間違いない。今回は中1週で再度の遠征となるが、美浦坂路では引き続き活発な動きを見せているように反動皆無ならば、得意の左回りでオープン入りを決めるに違いない。

【連勝期待】昇級戦となる04ハビレだが、春にはダート重賞戦線で上位に食い込んでいた馬で、その地力は3勝クラスでも上位クラス。この中間も変わりなく順調で、気配はかなりよさそうだ。条件適性の高さも十分で、連勝を期待。相手は、10フルオールと11マリアナトレンチの2頭が上位評価組である。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負したい。

【小波乱】ジーサイクロンは流れに乗って差し切る。ハビレは追い比べで肉薄。ダイメイセブンは先行力がある。

3勝クラスのダート1800m戦。前走芝から1頭。平均値ではほぼ90台のメンバー。ここも僅差戦だ。前走同距離コースでは94△フルオールが基準。しかし100台の戦いになりそうな感じはある。同距離101◎ハビレ軸抜擢。相手に○マリアナトレンチ、▲ディープリボーン。一発に☆サトノアポロン。

格上げだが条件戦なら能力で勝る4ハビレが優勢。末脚は威力があり抜け出せる。対抗は9ジーサイクロンで自己条件なら互角。