今年、行われた中京ダート1800メートル戦は先週までに51レース。良馬場最速決着は9月16日のJRA70周年記念アニバーサリーS(3勝クラス)の1分51秒1となる。同条件の古馬オープンは
名鉄杯=1分51秒6、
名古屋城S=1分52秒0だから、オープン級のハイレベル決着だったという結論が導かれる。つまり中距離に矛先を向けてから4戦3勝となった勝ち馬
カズペトシーンは相当な器ということに。従兄弟に
センチュリオン(18年・GIII
マーチS)、近親に
アーテルアストレア(交流重賞3勝)がいる血統背景からも砂で頂点を極めても不思議はない。
裏を返せば2着以下の組にとってはあまりにも相手が悪かったということに。◎
フルオールは11番人気と前評判は低かったが坂路の最終追い切りの動きを見届けた当方は自信の本命を進呈していた。鞍上の進言によるブリンカー装着効果もあり、しっかりと能力を発揮し2着を確保。3着
ダノンブレットには1馬身半差を付けたのだから現級での能力上位は間違いない。今回は中1週で再度の遠征となるが、美浦坂路では引き続き活発な動きを見せているように反動皆無ならば、得意の左回りでオープン入りを決めるに違いない。