当レースは特別登録段階でフルゲート(16頭)割れの14頭立て。どの馬も除外の心配はなく、“出走馬決定順”を誰も気にかけていないし、某競馬週刊誌でも割愛されている。古馬リステッドは重賞と同じく出走馬決定賞金の多寡で順位が決定。当レースでいえば6500万円の
ノーブルロジャーが最上位。2位が5200万円の
エエヤンとなる。この2頭レベルならば、リステッドより高い出走ボーダーが予想される重賞でも出走は可能だが…。あえて賞金別定戦の当レースを選択、斤量増を承知での参戦は軽視できない。
配当面を考慮すると59キロが嫌われる◎
エエヤンに妙味が生まれる。GIIニュージーランドT1着、GIIIダービー卿CT2着と重賞好走歴がありながら、直近2走はフタ桁着順と高い能力をコンスタントに発揮できていない。そこで陣営は普段の調教からのコンタクトを杉原Jに依頼。同騎手が手綱を取った坂路の最終追い切りでは楽な手応えのまま水曜の1ハロン最速対となる11.9秒をマーク。同じ数字を叩き出したのがGI
スプリンターズSで重い印が集まる
サトノレーヴなら、この馬のオッズは相当な過小評価となる。広い中京コースで頭数が落ち着いた点も、気分よく走るためには好都合なら1年半ぶりの先頭ゴールインもあり得る話だ。