かつては将来性に欠ける早熟ス
プリンターのためのレースというイメージもあったが、近年は
ナムラクレア、
メイケイエール、
ラウダシオン、
レーヌミノル、
シュウジ、
ベルカントら3歳以降も活躍する馬をしばしば輩出し、出世レースとして存在感を示している。今年は中京での開催だが、この時期に求められることは大きくは変わらないだろう。
1.馬格が必要
昨年は438kgで
アスクワンタイムが勝ったが、過去10回で439kg以下だった馬は[1-4-3-30]とほとんど勝っていない。19年1番人気で5着の
カイルアコナは434kg、17年2番人気4着の
ヴァイザーは432kg、16年2番人気6着の
クインズサリナは434kgなど、人気した馬でも軽量だと苦戦するケースが多い。また、500kgを超える馬もあまり振るわないので、狙い目としては440kg-499kgの馬になる。
2.前走の上がり順位に注目
過去10回で、前走上がり3ハロン順位が1・2位だった馬は[9-8-7-56]で複勝率30.0%なのに対し、3位だった馬は[1-2-1-23]で複勝率14.8%、4位以下だった馬は[0-0-2-26]で複勝率7.1%。デビュー直後の若駒の争いとあって能力比較が難しい中、前走の上がり順位というのは一つのバロ
メーターになる。
3.ゆったりしたローテ
過去10回で、連闘で参戦した馬は[0-1-1-17]で複勝率10.5%。中1-2週の馬も[4-3-1-47]で複勝率14.5%と苦戦気味。対して、中3-8週の馬は[6-4-7-37]で複勝率31.5%。
レイピアは新馬戦で2着に敗れているが、続く未勝利戦で逃げて最速の上がりをマークして好時計で勝利。馬格もあって、レース間隔も理想的。ここは連勝での重賞制覇も十分だ。
タマモティーカップは新馬戦で最速の上がりをマークして1着。負かした
セルヴァンスは次戦で勝ち上がっており、レベルとしても悪くないだろう。ここも好勝負に持ち込める。
その他、レース間隔は短いが好内容で新馬勝ちした
エイシンワンド、新馬戦は敗れたが、未勝利戦の内容が強かった
アーリントンロウ、京都で新馬勝ちした
ナダル産駒の
ポートデラメール、
函館2歳S3着からここへ臨む
エンドレスサマー、新馬戦の内容が強かった
エコロジークあたりも好走の圏内。