【大物感漂う】
エリキングの才能と懐の深さを見届ける一戦。母は豪G1・BRCクイーンズランド
オークス、G2・1勝(重賞入着多数)。近親にオセアニアG1級がゾロゾロ。2023年のセレクトセール1歳
セッションで、ヒップナンバー1番を務めた健康優良児、落札価格は2億1000万(税抜き)だったが、育成もすくすく。心身ともに隙がなく、3歳馬かと見間違うほどの健康優良児。初陣は重馬場、1000m通過64秒5のスローにも、ゆったりと後方待機。馬場のいいところを選んで走る余裕があった。合図を送るとピタリと反応、
キズナ産駒らしく推定11秒8-11秒5-11秒1(34秒4)という、力強くきれいな加速ラップで危なげなくフィニッシュ。土曜日は雨模様、前走の走りを繰り返せばそのままV2濃厚となるが、良の切れ味勝負はもっと楽しみ。
対抗の
ジョバンニの母はカナダをベースにG2・G3を各1勝、半兄
マテンロウアレスは現役2勝。482kgという数字以上に胸前は大きく見るからにボリューミー。いざ実戦では、前半1000m・62秒9の緩ペースを4角先頭、上がり3Fは推定12秒0-11秒6-11秒1(34秒7)という加速ラップで後続を1馬身差に封印。ゴール前は手綱を抑える余裕があり、上がり1F・11秒1とあれば資質はAランク。中間7F追いを消化、馬体にさらなる磨きをかけてきた。
ワンモアスマイルは対抗馬と同じ小倉9Fを、開催末期に1分50秒2で楽勝。重なら
ラッキーベイの前走の逃げ切り再現を一考。