※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
4年ぶりの京都開催となる西の
金杯。過去3回は中京で行われているので、考え方を京都仕様に切り替える必要がある。ただ、ローテーション的にはあまり変わらないと思うので、そのあたりも踏まえながら分析したい。
1.前走GI組に妙味無し
過去10回、前走でGIを走った馬は複勝率25.9%あるが、回収率は単勝が6%、複勝も51%しかない。昨年は2着と3着が前走GI組だったが、20年1番人気17着の
カテドラル、19年2番人気7着の
サラキア、3番人気8着の
カツジ、16年1番人気10着の
トーセンスターダム、15年1番人気5着の
グランデッツァなど、前走GI組は人気を裏切るケースも多いので、妙味という面で切った方がおいしい。
2.昇級初戦は勝てない
京都コースで行われた過去10回の傾向を見ると、今回が昇級戦の馬は0-2-1-13で勝ち馬はいない。ただ、2着と3着にはきているので、相手候補で考えるのはありだろう。なお、前走がオープン特別(L含む)だった馬は6勝を挙げていて、軸を選ぶならここだろう。
3.圧倒的内枠有利
京都コースで行われた過去10回を見ると4枠までで8勝、特に1枠と2枠で6勝と内枠に勝ち馬が偏っている。また、1枠と2枠を馬番で見ると、共に偶数の2番と4番の方が好成績。前有利のレースになりやすいので、ゲート入りが遅い偶数番の方が有利なのだろう。枠順が出てからはこの点にも注目してほしい。
ドーブネはオープン特別で2連勝。マイルの距離が合っているようだ。先行できるのはこのレースにおいて有利で、多少外目の枠を引いても大丈夫だろう。斤量が重いのは気掛かりだが、今の勢いなら勝ち負けに持ち込めそうだ。
アルナシームは前走がオープンの
カシオペアSで1着。強い勝ち方で、初の京都コースも合っていたようだ。マイルに短縮されるここも上位争いは必至だ。
フリームファクシは2000m以上の距離に使われてきたが、ここで初のマイルを試す。行きたがるところがあるので、これが良いほうに出るかも。
きさらぎ賞勝ちの実績を考えると巻き返しを期待したい。以下、条件戦からの勝ち上がりだが、それを克服できるだけの素質は持っている
ダノンティンパニー、GI好走歴がある
ダノンタッチダウン、前走は伸び切れなかったがマイルで見直したい
アヴェラーレ、末脚確かな
エアファンディタあたりも好走の圏内。