新潟ダートは全体の高低差が0.5メートル。ほぼフラットといえる
アンジュレーションのうえコーナーはタイト。さらに軽い砂質とあり逃げ・先行馬が簡単に止まらないことが特色だ。とはいえ乱ペースとなれば、その限りではない。今夏(2-3回)の新潟で行われたダート1200メートル戦は計23レース。3回4日目・
NST賞の前半3ハロン33秒8は良馬場で行われた21レース中で最速ラップとなる。1-4着馬の4角通過位置は6、12、9、9番手だから、いかに逃げ・先行馬に不向きなハイペースだったかが浮き彫りになる。
◎
マニバドラは通過順3→2→2番手と積極策で臨んだが前述の展開に泣き5着止まり。とはいえ次位ハンデの57.5キロ(1-4着馬=55-56キロ)を背負っていたことも考慮すれば内容は“負けて強し”と判断できる。京都コースも先行勢が有利な直線平坦コース。実際に3走前の松風月Sではハナ差2着に好走している。同レースも含めて[2-1-0-1]と好相性を誇る松山騎手に手綱が戻る点も歓迎とあれば、今度は馬券圏内に粘り込みが濃厚だ。