現在のJRA3場開催は新潟・東京=左回り、京都=右回り。やや
サウスポーが有利な番組構成となっている。右回りを得意とする関東馬にとっては貴重な適鞍を求めて関西遠征を敢行せざるを得ない。
◎
ステークホルダーは左回りのキャリアが新馬→未勝利の2戦(東京・3→3着)と1勝クラス3戦(新潟・6→10→10着)と連対確保に至っていない。一方、15戦は右回りを走り2勝、2着4回だからどちらが得意かは明白だ。1勝クラスを制した前走でマークした1分07秒2は4回中山で行われた同条件12レースで3位となる好記録(GI
スプリンターズS=1分07秒0)ならば陣営が「本格化」を宣言していることも頷ける。9日に美浦坂路で行われた最終追い切りは
ロードエクレール(古馬オープン)を圧倒する脚勢で4ハロン55.7-12.6秒を馬なりで計時と状態アップをアピール。
母ワンスインナムーン(17年・
スプリンターズS3着)はまだ遠いが、2勝クラス程度はあっさりと連勝で通過も十分に期待できる。