ダート1900メートル経験馬は4頭のみ。持ちタイムトップは
キュールエフウジンの1分59秒0(中京・不良)だか、13着大敗時の記録だから、データ不足感は否めない。一方、1800メートルは全9頭が経験済みならば、
ジャッジの基準となり得る。
良馬場トップの持ち時計は◎
シゲルショウグンの1分51秒6(次位
シゲルバクハツ=1分52秒2)。この京都で1勝クラスを1着時に6馬身差圧勝で計時したものだけに、価値は非常に高い。2勝クラスを制した前々走(函館ダート1700メートル)も10馬身差と勝つ時は非常に強い勝ち方をするタイプ。裏を返せば自分の形に持ち込むことが勝利には必須となる。4着止まりだった3勝クラス昇級戦だった前走・
赤富士Sの舞台は東京ダート1600メートル。やや距離が短く、かつ芝スタートと不慣れな設定での健闘はむしろ高い価値が与えられる。距離そのものは未経験でも実績ある京都で、かつマイペースのハナが濃厚ならば影を踏ませぬ逃走劇を完結させるに違いない。