【乱打鼓舞】ダノンティンパニーが初の重賞制覇へ挑む。祖母はジョコンダII、母はG1・チェヴァリーパークS優勝、母の弟はサトノクラウンという日本でもお馴染みの血統馬。セレクトから見知っているが(1億6,200万円税込み)、びっくりするような肌艶と骨格をした血統図通りの逸材。脚元が固まり切れず地方からJRAへと転戦、苦難を伴う競争馬人生となったけれど、4戦3勝・2着1回という綺麗な成績でオープンへ。ニューイヤーSは発馬で立ち遅れを喫し勝負どころで進路が見つからず、やむなく内ラチ沿いに突っ込むしかなかったが、坂下前を塞がれ急ブレーキを踏み万事休す。ただ脚はしっかり残っており7Fの流れのほうが折り合いは断然楽。ホームの阪神ならストレスも少なくて済む。

　超えるべき壁はウインマーベル。阪神Cは3歳春の葵S以来の重賞制覇。久しく勝ち星から遠ざかっていたが、GI・スプリンターズS2着実績もある実力派。雨の影響は気になるが開幕週の阪神は時計決着が濃厚。前走の阪神C・1分19秒3をそのままなぞればいい。

　アサカラキングが三走前にマイルに距離を短縮、7Fに縮め持ち味であるスピード指数がより際立ってきた。前走のゴール入線時は余力十分の馬なり、GIII圏内に限りなく近づいてきた。

　ボルザコフスキーの前走洛陽Sは見どころ満載。オープンの流れなら引っ掛かる心配がなく、直線入り口では他馬を一気に飲み込もうかという勢い。7Fならひと呼吸追い出しを待つ戦法も絵図にあり、ムルザバエフJ騎乗とあれば単まで視野に入る。

　カルロヴェローチェは久々をひと叩き、馬体を絞り型通りの良化を示している。メイショウホシアイは当コース[3-1-1-1]、持ち時計も足りている。

　今年のオープン特別-リステッド組は、例年の相場からすると前走内容が不足している。重賞である程度上位人気だった◎ウインマーベル、○スマートクラージュから馬単で。

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【混戦模様】前走と同じように内目の枠を引き当てたことで、阪神Cの再現がシミュレーションし易い1ウインマーベル。松山騎手と手が合っている。4ルプリュフォールはスタート不安定なのは相変わらずだが、ラストの伸びは衰えを感じない。15ダノンティンパニーは前走チグハグな競馬。まだまだ見限るのは危険。

※2/18時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　阪神芝1400mで行われるGIII戦。本命視しているのはアサカラキングです。積極的な競馬で3連勝で重賞に駒を進めてきました。前走は激しい先行争いでしたが、強気で逃げて快勝。荒れた馬場も苦にしない走りが好印象。開催替わりの馬場が味方になるので期待します。

※2/18時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　前走5着のダノンティンパニーだが、出遅れた上に勝負どころで狙った位置に勝ち馬に入られた。見直したい。阪神カップを制したウインマーベルの連勝も。前走が強い勝ちっぷり。新星アサカラキングの出番もあるか。先手ならしぶとい。スマートクラージュは近走、基本、不発なし。ここも馬券圏内が濃厚。

※2/18時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　前走で出走メンバー中上位の上がり3ハロンタイムをマークした馬と、1マイル以上の重賞を勝ち切ったことのある馬が優勢。「前走の上がり3ハロンタイム順位が4位以下、かつ“JRAの、1400m超の、重賞のレース”において1着となった経験がない馬」は2019年以降[0-1-0-40]とあまり上位に食い込めていません。

　さらに「出走数が22戦以上の馬」は2019年以降[0-1-0-33]、「前走の距離が1200m以下だった馬」は2019年以降[0-1-1-30]。キャリアが豊富過ぎる馬や、今回より短い距離のレースを経由してきた馬も、過信禁物と見るべきでしょう。

　早い時期から出走を予定していた馬に限ると、これらの条件を綺麗にクリアしている馬は皆無。ただし、出走数が23戦のグレイイングリーン、前走の上がり3ハロンタイム順位が4位だったダノンティンパニーあたりは、不安要素のない馬とみなして良さそうです。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　高松宮記念の前哨戦。過去10回の阪急杯勝ち馬で高松宮記念に連戦した8頭のうち、3頭は本番でも連対しているように、本番と同距離で行われるシルクロードSに劣らず、重要な前哨戦に位置付けられる。

1.距離延長は苦戦

　過去10回で、前走も1400mだった馬は[4-5-3-34]で複勝率26.1％、前走からの距離短縮だった馬は[4-3-4-43]で複勝率20.4％。それに対し、前走から距離延長で臨んだ馬は[2-2-3-55]で複勝率11.3％。前走の条件は1400m以上が好ましい。

2.条件戦からでも連勝で臨んできた馬には注意

　過去10年間で前走が3勝クラスだった馬が2頭勝利。昨年のアグリは1勝クラスから3連勝でここへ臨み、20年の勝ち馬ベストアクターは2勝クラスから2連勝でここへ臨んで勝った。条件戦からでも連勝で臨んでくる馬には注意したい。

3.前走5番人気以内が買い

　前走の人気順を見てみると、1-5番人気の馬が[7-6-7-47]で複勝率29.9％、単勝・複勝共に回収率も100％を超えている。対して前走が6番人気以下の馬は[2-4-3-85]で複勝率9.6％と振るわない。なお、前走1番人気は[2-2-1-8]で勝率15.4％、複勝率も38.5％と高くなっている。

　ウインマーベルは前走が同条件の阪神Cで4番人気1着。GIでも好走歴があり、今年のメンバーでは明らかに力上位だ。ここも連続で結果を出す可能性が高いだろう。

　アサカラキングは1勝クラスから3勝クラスまで連勝。昨年の勝ち馬アグリと同じパターンだ。距離適性が高く、前走も同じ1400mを1番人気で勝利。ここでの好走条件も満たしていて、実績馬ウインマーベル相手にどれだけやれるか楽しみ。

　穴ならカルロヴェローチェだろう。前走は洛陽Sで4番人気16着。9カ月半の休み明けで、マイル戦では仕方がない。ファルコンSで2着しているように、1400mは合っていて、叩き2走目・距離短縮のここが狙い目だ。

　その他、前走が不完全燃焼のダノンティンパニー、休み明けも3連勝でここへ臨むサトノレーヴ、休み明けも重賞で連続好走したスマートクラージュなども好走の圏内。

【気配上々】久々になるが、稽古でいい動きをみせている07スマートクラージュ。この組み合わせと枠番ならば、好位を楽に取ることができる。地力に関しても見劣らず、条件適性の高さもトップクラス。好勝負が期待できるはずだ。相手は、01ウインマーベルと09サトノレーヴの2頭が上位評価組。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負したい。

【小波乱】ルプリュフォールは追われて確か。ダノンティンパニーはスムーズなレースで前進。サトノレーヴは乗り込み入念。

GIII阪急杯。芝1400m戦。前走ダートから1頭。平均値トップは○ダノンティンパニー。2走前の同距離コースも110出ている。しかし前走同距離コース113の◎ウインマーベルのほうが上。次いで▲スマートクラージュ。一発に☆アサカラキング。

阪神Cの覇者1ウインマーベルが優勢。決め脚は鋭く好機に仕掛ければチャンス。次位は15ダノンティンパニーで決め脚は鋭く条件はベスト。▲は16アサカラキングで積極策から逃げ切りを狙う。