【Vロードが見える】エピファニーが折り合えばスパリ。脚元と気性の成長を待ち、慎重に馬を作り上げてきたが、ケフェウスS・1分57秒2快勝で一応の結果はみた。しかし、身体は充実したが相変わらず精神面は脆い。二走前のチャレンジCはルメールJを以てしても大外に振り回され、中山金杯は馬群で翻弄。テン乗りもあり状態のよさを活かし切れないまま11着に埋没したが、幸いにも馬の傷みは最小限で済んだ。杉原Jを背に一週前は美浦で今週は栗東CWで好追い切りを消化。小倉は開催が進むにつれ展開は外差し。腹を括ってシンプルに叩き合いと決めればVロードが開ける。

　第一本線はロングラン。体重の増減が大きく、肌艶などくすんでいた時期もあったが、ディセンバーS差し切り勝ちで完全復調をアピール。時計のかかるパワー馬場を得意としており、斤量も馬場もおあつらえ向き。

　アルナシームは阪神・京都9Fを1分44秒台で勝ち星をあげてきたこの距離のスペシャリスト。まとめて負かす用意がある。ゴールドエクリプスは当コースは2戦2勝、53kgなら僅差。ダンディズムは昨年の関門橋S2着、小倉日経OPを制し好調キープ。フェーングロッテンの粘り込み注。

　小倉芝1800mの重賞では出走した3回すべて2着している◎カテドラル。3回ともその前走は2ケタ着順。中山金杯や武蔵野Sは無視して狙ってみたい。

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【混戦模様】エンジンかかれば強烈な脚を駆使する11ロングラン。荒れた馬場で直線も馬群はバラけそうなら後ろからでも、脚はしっかり使ってくる。4アサマノイタズラは長いトンネルを、抜けそうな気配を近走の競馬から感じる。14ゴールドエクリプスは前走は相手が悪すぎた。GIを経験してパワーアップ。

※2/17 本命馬除外の為、予想を更新しました

　小倉芝1800mで行われるハンデのGIII戦。本命視しているのは、エピファニーです。終い堅実に走れる子で、2000mまでこなせるのでタフな今の馬場でも問題ないでしょう。2走前はチャレンジCで0.2秒差の競馬。やや甘くなったところから今回の舞台での差しきりに期待します。

※2/11時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　アンドロメダS快勝のディープモンスター。ラストはゴールに向けて加速するラップ。小倉への適性もある。小倉得意といえばダンディズムも同じ。出遅れ癖はあるがハイペースで流れると脅威。アルナシームは京都金杯では枠が向かなかった。見直し可能。エピファニーも見限れない。

※ディープモンスターの回避に伴い、2月17日10:30に印を変更しました。

　今回よりも1ハロン長い距離のレースが合いそうな馬に注目したい一戦。「“前年以降の、JRAの、2000mのレース”において2着以内となった経験がない馬」は、2018年以降[0-1-2-43]とあまり上位に食い込めていません。

　なお「出走数が19戦以上、かつ父にサンデーサイレンス系以外の種牡馬を持つ馬」は2018年以降[1-0-1-31]で、3着内率が6.1％どまり。該当馬は評価を下げるべきでしょう。

　今年のメンバー構成なら、エピファニー・クリノプレミアム・ダンディズム・ディープモンスターあたりが楽しみです。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　冬の小倉の名物重賞で、近年はフェブラリーSの同日に施行されている。ローカルのハンデ戦らしく実績や勢いだけではすんなり決まらない難しさがあり、昨年も2→9→10番人気と波乱傾向だ。

1.距離短縮組が中心

　過去10回で、今回距離延長となる馬は[1-1-1-32]で複勝率8.6％、前走も1800mだった馬が[1-2-1-20]で複勝率16.7％なのに対し、今回距離短縮となる馬は[8-7-8-73]で複勝率24.0％と頭一つ抜けている。

2.前走GI、GII組の率が良い

　前走がGIだった馬は[1-1-1-8]で複勝率27.3％、GIIだった馬は[1-2-3-12]で複勝率33.3％。前走オープン特別が[1-1-2-29]で複勝率12.1％、前走GIII組が[4-5-4-66]で複勝率16.5％ということを考えると、勝ち切れないが複勝圏内としては前走GI、GII組を評価したい。

3.勝ち馬は中4週以上の馬

　レース間隔を見てみると、中3週までの馬が1勝であるのに対して、中4-8週の馬が6勝、中9-24週の馬が3勝。複勝圏内ということでは詰まったローテーションの馬も好走しているが、勝ち馬については中4週以上の間隔をあけてきている馬を狙いたい。

　ゴールドエクリプスは昨夏の小倉記念で3着。その後、自己条件の大原Sを勝ち、エリザベス女王杯に挑戦したが14着。ここは上記の好走条件をすべて満たしていて、巻き返しての重賞初制覇が期待される。

　アドマイヤビルゴは近走に勢いがないが、距離短縮ローテで中10週と悪くない。ディープインパクト産駒が強いレースでもあり、ここでの大駆けを期待したい。

　エピファニーは前走がチグハグな競馬での敗戦だったが、2走前のチャレンジCで強いメンバー相手に4着と、ここに入れば実績上位。巻き返しが期待される。

　その他、前走が強い勝ち方だったディープモンスター、前走の競馬に復活の兆しが見えたホウオウアマゾン、8歳馬ながら充実しているダンディズムなども好走の圏内。

GIII小倉大賞典。芝1800mのハンデ戦。斤量の上下差は5.5キロ。とはいえここも数字、特に前走値は90台でかなり僅差となっている。難解だ。当初、平均値トップで本命候補だったディープモンスター回避で予想もやり直し。オッズも割れそうだ。狙うならば小倉も好走ある◎ゴールドエクリプス。ここから広く流しておきたい一戦。

昨年の4着馬11ロングランが巻き返す。良馬場なら切れ味は鋭く平坦向きでチャンス。次位は12エピファニーでうまく流れに乗れれば差はない。▲は14ゴールドエクリプスで53キロは魅力で自在な脚が生かせる。