【地力上位】休み明けをひと叩き、
セブンマジシャンの反応が
セオリー通り向上している。新馬・特別レースを連勝しGI・
ホープフルSが0秒4差の6着、GIII・
京成杯は3着に入線。3歳秋の
セントライト記念4着などクラシック戦線に爪痕を残してきた好素材。
トップギアに入るまで若干タイムロスがあり、勝負どころでモタつき加減のぶん3勝クラス入りし3・3・2着と惜敗が続いているが、前回の
博多Sはゴール寸前力強く2着に押し上げ地力をアピール。1分46秒8という走破タイムも文句なしに現級では
トップランクにある。斤量は前回と同じ58kgながらハンデ戦から力勝負の定量戦替わり。調教の動きも目に見えて機敏さを増している。
上がりラップ数値通りなら
マイネルメモリーの逆転も一考の余地あり。前回の
稲荷特別は典型的なスローの瞬発力決着となったが、ラスト4Fではすべて11秒台を計測。レースの上がりが34秒1に対し自身の上がりは最速の33秒5。ラスト1F・11秒を切ろうかという高速ラップをマークしていた。
単穴は牝馬
ラスマドレスの切れ。脚の使いどころや操縦が難しく戦績にムラもあるが、京都・阪神10Fで33秒台を連発してきた決め手の持ち主。小倉にも良績があり、夏場を迎え手先は軽さを増し、黒鹿毛の身体も艶が出てきた。
1F延長が微妙だが、
グランデサラスは距離を9Fにシフトし近3走で2勝の荒稼ぎ。ジワジワと力を蓄え、姿形の精度も一段アップしている。
シェイクユアハートは3月に当コースの
関門橋S3着を含め、10Fは[2-2-3-3]と高値安定。連穴は
マテンロウアレス。組み合わせを見ると単騎マイペースの逃げが打てる。