【勝利を掻き込む】
クロミナンスがGII奪取にひと押し。3カ月-1年にわたる休養は6回余り。オープン昇級は7歳の本年という遅咲きながら、GII・
AJCCは0秒2差の3着、
日経賞は0秒1差の2着。そして東京2500mが舞台の
目黒記念は、上がり33秒4の末脚を繰り出しクビ差2着に鋭く迫った。春の疲れを癒し、10月初旬から坂路・コース追いをしっかりと交えデキは万全。前肢で掻き込む調教フォーム通り、不良馬場の
AJCC3着で馬場適性も証明済み。条件戦ながら58kgで勝ち星があり、経歴通りテッポウは手慣れたもの。
逆転があれば
セレシオン。本馬も長期休養を余儀なくされオープン入りは5歳夏となったが、3歳時には
菊花賞出走経験もあり、二走前の
関越Sは3着、続く
新潟記念は32秒8の加速ラップでハナ差2着に肉薄してきた。9-10Fで上がり32秒-33秒前半の脚も使えるが、不良馬場2着歴もあり、2200mは[2-1-1-0]。2500m延長もドンと来い。
一発長打があれば
メイショウブレゲ。3000mの
万葉Sを直線一気のごぼう抜きを演じた長距離の差し馬。ムラはあるものの、GII・
京都大賞典は力強い脚取りでコンマ1秒差の3着に追い上げている。稽古の動きに力感もあり、調教時計の数字も今秋の状態のよさを物語っている。
ショウナンバシットは3歳時はクラシック三冠にすべて参戦。
パワーを要する札幌2600m戦を2連勝し、重賞戦線に再浮上を果たした。不良馬場の坂路を力強く真っすぐに登坂、調教数値も見るからに充実してきた。雨になると持ち前のスピードを削がれてしまうが、
サヴォーナは2200-2600mは[2-4-0-2]。
ハヤヤッコは重馬場・不良馬場は[1-0-1-1]、58.5kgでも連下圏内にジワジワ脚を伸ばしてくる。