サンデーミューズは、二段階上の、それもGIIIに挑戦。本命を打つのに勇気がいったが、前走は上がり33秒0で、シンガリ一気のゴボウ抜き。ラップもさることながら、ゴール前は手綱を抑える余裕で1馬身余の楽勝。53kgなら、一発がある。

　シンメイフジは、新潟2歳Sを含め、当該コースは[1-1-0-0]。コース適性というのは、思った以上に大きいものだ。現地競馬の1800mなら、単調な逃げではなく、ひと工夫も利くように思う。

　若干距離が短いが、スマートシルエットの萬代特別・2分11秒6のレコ勝ちを単穴に一考。

　ブリンカーを装着してきたオウケンサクラは、ここは背水の陣？

　前回のレース内容を見ると、ワンパンチが足りないような気もするが、中山牝馬S・4着のディアアレトゥーサ。51kgから54kgに斤量は増えるが、フミノイマージンの前走のオニ脚は、フロックでは片付けられないか。

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　シンメイフジは新潟2歳Sの覇者。相手関係から軸不動の存在だ。
　
　叩き2走目のディアアレトゥーサが強敵。
　
　スマートシルエットは新潟で2戦2勝。格上挑戦でも侮れない面がある。
　
　イタリアンレッドの差し脚にも注意が必要。
　
　コスモネモシンは前走の反動が心配も、能力的に無視できない。
　
　サンデーミューズは長休明けで格上挑戦と条件は厳しいが、長い直線はこの馬向きだろう。

　◎ディアアレトゥーサは「トーセンダンス×タイトスポット」という組み合わせ。半兄ナカヤマフェスタは凱旋門賞２着で宝塚記念を勝った名馬。いずれもサンデー系の父を持つので配合構成は似ている。父トーセンダンスはまったくの無名馬だが、ダンスインザダークの全弟という血統を買われて種牡馬となった。ダンスインザダーク産駒は新潟芝１８００ｍを得意としており、荒れ馬場よりも高速馬場のほうが成績がいいタイプ。トーセンダンスが兄と似た傾向を持つなら、娘のディアアレトゥーサにとって今回は願ってもない舞台設定だろう。休み明けを一度叩き、斤量が１キロ減る今回は上位争い必至。