11R

アイビスSD

15:45発走 / 芝1000m (直線 A) / 天候:晴 / 馬場:良
3回 新潟 2日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(特指) 別定 16頭
本賞金:4000,1600,1000,600,400万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 井崎脩五郎の予想

井崎脩五郎の見解

・前走函館スプリントS組をのぞく、1枠ー4枠に入った馬
※新潟過去5年[0-0-3-33]
●2010年該当馬→マルブツイースター(3着)、ショウナンラノビア(6着)、ウエスタンビーナス(8着)、シンボリグラン(9着)、メジロシリング(13着)、ショウナンカザン(14着)、サープラスシンガー(16着)、メリッサ(18着)
○2011年該当馬→バイラオーラテイエムキューバエーシンヴァーゴウアイアムマリリンサアドウゾマルブツイースターアポロドルチェマヤノロシュニ

・7歳以上馬
※新潟過去5年[0-0-0-21]
●2010年該当馬→ショウナンラノビア(6着)、ウエスタンビーナス(8着)、シンボリグラン(9着)、アンバージャック(11着)、メジロシリング(13着)
○2011年該当馬→ジェイケイセラヴィシャウトラインスピニングノアールヘッドライナー

・前走、4角を13番手以下で通過していた馬
※新潟過去5年[0-0-1-6]
●2010年該当馬→マルブツイースター(3着)、アンバージャック(11着)、メジロシリング(13着)
○2011年該当馬→スピニングノアールバイラオーラマルブツイースター

2010年残った馬→ケイティラブジェイケイセラヴィアポロドルチェシャウトラインアスドゥクールカノヤザクラキルシュブリューテテイエムカゲムシャエーシンエフダンズ

【昨年結果】
1着:ケイティラブ(○)
2着:ジェイケイセラヴィ(○)
3着:マルブツイースター(×)

2011年残った馬→セブンシークィーン、ストロングポイント、エーブダッチマンアポロフェニックス

須田:先週の七夕賞では、勝ったイタリアンレッドも、2着のタッチミーノットも消しという完膚無きまでのハズレ! なかなか思うようには行きませんなあ。

井崎:だいたい「弾みをつける」とか言った週で、弾みがついたためしがないんだよな。それにしても、2頭だけ出走の牝馬が1着&3着とは、恐れ入るよ。

須田:「夏は牝馬」って競馬格言を毎年のように耳にしますが、意外にバカにできませんよね。少なくとも、センセイの予想よりは格段にアテにできるような気が……。

井崎:この結果だと、グウの音も出ない(笑)。わりと振り回し気味だったとはいえ、まるっきりダメだったからね。

須田:そんなセンセイに朗報です。今週のアイビスサマーDですが、昨年は8番人気と3番人気で決まったこのレースを、なんと的中させてるんですよ!

井崎:そ、それは我ながら凄い……と思いかけたけど、べつに凄くはないな(笑)

須田:ご理解いただけて幸いですよ(笑)。とはいえ、昨年の消去ネタがそのまま使える珍しいレースでもあるので、この貴重な機会を生かしていただきたいものです。

井崎:じゃあ、昨年も使っていた「1枠ー4枠の消去」ネタは、そのまま使わせてもらおうかな。開幕週だから内外はあまり関係なさそうなのに、来てないんだよなあ。

須田:確かに、内ラチを頼れる1枠なんて、もっと来ていておかしくないはずなんですけどね。過去5年[0-0-3-33]という成績を見ると、ちょっと驚かされますよ。

井崎:去年も「因果関係がわかんないよね」って話をしていたような気がするよな(笑)。でもまあ、来てないのは事実だから、今年もご遠慮いただくとしよう。

須田:ちなみにセンセイ、先週まったくの的外れに終わった「来る馬の傾向と対策」ですが、このレースについてはいかがです?

井崎:うーん、いちばん面白そうなのは「前走でレースの最速上がりを使っていた馬」狙いじゃないかな。過去5年で5頭が該当して[2-0-1-2]と、かなり好成績なんだよ。

須田:とはいえ、最後のネタで「前走4角を13番手以下で通過していた馬」が消去されているように、最後方待機からの最速上がりではダメみたいですね。

井崎:そうそう、そこがポイントだな。前走で、中団待機策からメンバー最速の上がりを見せていた馬。これに当てはまる馬は、かなり信頼できると思っていいだろうな。

須田:なるほどね。今年これに当てはまるのがサアドウゾとストロングポイントの2頭。サアドウゾは枠順ネタで消されているので、ストロングポイントが特注馬になりますか。

井崎:そういうことになるよな。これでサアドウゾだけ来たら、さすがに涙目になっちゃうと思うけど(笑)。

須田:それは面白いですが、さすがにしょっぱすぎますねえ……。できれば、お互い素直に笑える結果をお願いしたいところです。
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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

11

1点 1500円

馬連BOX

5

11

14

3通り 各1000円

馬単フォーメーション
1着

5

11

2着

3

5

11

14

16

相手
8通り 各500円
3連単フォーメーション
1着

5

11

2着

5

11

相手

3

14

16

6通り 各200円

東大ホースメンクラブの見解

本命はヘッドライナー。7歳にして始めての直千だが前走のGIIIで2着しているなど、もとの短距離の実力は高いでしょう。2走前は59kgを背負ってOP勝ちを決めているところから、斤量もこなせそうです。安定して前目で競馬をできるのもこの馬の強みです。

対抗はサアドウゾ。500万、1000万と連勝で挑みます。重賞初挑戦ではありますが、前2走の連勝は直千競馬におけるもので、この舞台なら十分に上位の実力があるはずです。

3番手評価はシャウトライン。去年のこのレースで5着とまずまずの成績を残しています。7歳と高齢ではあるが今年は去年よりも好調そうで、去年より進境がみられても不思議ではありません。

4番手評価はエーシンヴァーゴウ。間に大敗が1つありましたが、それを除けば1000万下、準OP、OPと順調に勝ち進んできています。

最後にジェイケイセラヴィ。最近の調子はあまりよくありませんが、去年のこのレースで2着しており、ひょっとしたらがある怖い存在です。

東大ホースメンクラブ おにぎり

 井内利彰の予想

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予想印
2テイエムキューバ(14人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

2

1点 2000円

複勝

2

1点 8000円

井内利彰の見解

 直線1000mに関しては新書にも記しているように「坂路4F時計が速い」最終追い切りをこなしている馬に適性が高い条件です。

 それは重賞になっても変わりない、と言いたいところですが、実際は少しアレンジを加える必要がありそうです。

 というのも、条件戦であれば、美浦、栗東関係なく、坂路で速い時計を出している馬が勝ち負けする調教適性を持っていますが、このレースに限っては下記の数字が状況の違いを示しています。

美浦坂路[0-1-2-21]
栗東坂路[4-0-1-23]
※2004年以降

 出走頭数はほぼ五分ですが、勝率は圧倒的に栗東坂路が上。

 つまり美浦坂路の緩い傾斜よりも、栗東坂路の傾斜がきつく、重たい馬場が重賞で好走するためのパワーになるというわけです。

 さらに栗東坂路追いをフィルターにかけて「4F51.9秒以下」というスピード追い切りを行っている馬に絞ると[3-0-0-3]と勝率50%の調教データとなります。

 これには単勝7710円で勝ったサンアディユも含まれているため、回収率を見ると、単複ともに100%は大きく超えています。

 まず今年の出走馬でこのデータに該当するのは、

テイエムキューバ(51.5秒)
エーシンヴァーゴウ(50.1秒)

 の2頭。ちなみにヘッドライナーはエラーになっている1F目を西園調教師のコメント通り、14.0秒という数字を入れると51.2秒になりますが、データはエラー計時になったものを除外していますので、ヘッドライナーも例外なく除外しました。

 2頭の選択になると、圧倒的に数字が速いのはエーシンヴァーゴウ

 しかもエーシンヴァーゴウの最終追いは馬なり。楽にスピードを出せるのはこちらということになります。

 しかし上記の[3-0-0-3]データのうち、最終追い切りが馬なりだった2頭は着外。
昨年のメリッサは1番人気で大敗しました。

 パワーも必要になるという観点から最終追いが馬なりだと軽いというのは理論的です。

 そうなると最後の叩き合いで凌ぐ強さを持っているのは一杯に追われたテイエムキューバということになるでしょう。

 まだ1600万下を走ることができる格下で直線競馬は初めて。

 どう考えても不利な条件ですが、追い切りで見せるスピードは明らかに直線競馬向きですし、追い比べになれば負けない標準多め坂路の運動量もあります。

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
ワイド

6

-

16

1点 2000円

ワイド流し

6

相手

9

14

2通り 各2500円

ワイド流し

6

相手

11

12

13

3通り 各1000円

山崎エリカの見解

 今年は福島開催中止の影響で春の新潟開催がやや長めに行われました。よって馬場の傷みがやや懸念されましたが、土曜日に行われた閃光特別では十分内枠の馬が伸びていました。したがってアイビスサマーダッシュもそこまで大きく枠順の有利不利はないでしょう。

 新潟1000mの舞台で活躍するためには一にスピード、二にスピードです。よって前走でオーバーペースのレースを経験しているか、もともとスピードがあるにもかかわらず、前走で不適条件を使って力を出し切れなかった馬を狙うのが基本です。

 そこで今回の◎は昨年暮れのアンコールSを前半3F32秒9のオーバーペースで逃げたマルブツイースターです。同馬は休養明けを挟んでの近2走はダ1400mを使われて力を出し切れていませんが、一本調子の逃げっぷりは新潟1000mの舞台で花開くと見ます。

 ○は近2走ともオープン特別で3着のシャウトライン。前走のバーデンバーデンCが逃げて見せ場タップリだったように、能力、スピードともに内包しています。▲は前々走で駿風S(新潟1000m)を勝利しているセブンシークィーン

 高橋学の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連BOX

3

10

12

3通り 各3000円

3連複

3

-

10

-

12

1点 1000円

高橋学の見解

 過去10回から、「消える馬」・「残る馬」を探してみよう。

1.バイラオーラ
前3走内に芝1200m戦で斤量53kg以下の軽量にもかかわらず10着以下惨敗があった馬は[0-0-0-22]。また、去年から今年にかけて新潟直線1000m36レース中、1番枠馬は[0-1-5-30]と未勝利。18番枠馬[2-2-0-6]との比較からも最内枠は不利。

2.テイエムキューバ
芝1200m戦で1分08秒5を切る持ち時計がないスピード不足の馬は、前走重賞戦連対馬を除き[0-0-2-22]。

3.エーシンヴァーゴウ
1000ー1200m戦で連対6回以上かつ前走芝G3・OP戦5着以内馬は、3カ月以上休養馬を除き[3-3-0-4]。

4.アイアムマリリン
馬体重490kg以上の大型牝馬が[6-2-0-7]と活躍(H19年サンアディユ492kg13番人気1着・H22年ケイティラブ516kg8番人気1着など)しており特注マークだが、斤量2kg以上増加馬は[1-2-2-29]で、このうち前走非重賞戦4着以下で斤量2kg以上増加の54kg以上馬は[0-0-1-16]。

5.サアドウゾ
前走1000万クラス使用馬は[1-0-3-12]で、勝ったのはH18年斤量前走比1kg減の51kg軽量サチノスイーティーだけ。前走1000万使用で斤量54kg以上は[0-0-3-11]。

6.マルブツイースター
母の父ウォーニング産駒は[2-0-1-4]、H14・16年カルストンライトオが当レースを制覇しているが、前走G3以下戦で連対をはずしていたのに斤量が前走比増の56kg以上馬は[0-0-1-27]。

7.アポロドルチェ
前4走内にG3以下の1200m以下スプリント戦で5着以下が3回以上あった斤量55kg以上馬は[0-0-0-9]。

8.マヤノロシュニ
前4走(年明け以降に限る)とも1400m以下の短距離戦を使用して3着以内の好走歴がなかった馬は[0-0-0-18]。

9.セブンシークィーン
過去10回の連対馬20頭中19頭が1000ー1200mの連対率が.300以上。1000・1200m戦経験馬のうち、前4走内に芝1200m重賞戦で3着内好走歴があった馬を除き、スプリント戦連対率が3割未満馬は[0-0-2-38]。同馬は[5-1-0-18]で連対率.250。他に、4番アイアムマリリン[1-0-1-2].250・5番馬サアドウゾ[3-2-1-12].278・6番馬マルブツイースター[2-2-1-11].250・7番馬アポロドルチェ[2-1-2-17].136・14番馬シャウトライン[5-2-5-15].259も3割未満。

10.ストロングポイント
前走1000mの準OP戦連対馬は[0-2-0-6]。同馬は前走1000mのOP戦連対馬。穴に一考。

11.ヘッドライナー
スピード血統サクラバクシンオー産駒は[2-2-1-9]だが、同馬は7歳。7歳以上の高齢馬は[0-0-0-33]で、この33頭中30頭までが着順掲示板外の6着以下。H17年、前2走「G3阪急杯2着→G1高松宮4着」の7歳カルストンライトオが59kg4着・H22年、年明けG3シルクロードS3着・G3オーシャンS3着あった8歳シンボリグランが58kg9着と年齢と斤量がネックになって敗退している。

12.エーブタッチマン
鞍上の石橋脩騎手は今年上半期1400m以下芝[7-4-4-28]、連対率.256は関東上位20位以内騎手の中ではトップ。また、去年から今年にかけて新潟直線1000m36レース中、12番枠馬は[6-3-2-20]、連対率.290、連対数9回は最多。

13.アポロフェニックス
前2走ともOP以下戦を使用し、ともに6番人気以下と評価が低く、かつ3着内好走ができなかった馬は[0-0-1-25]。

14.シャウトライン
1000m戦を4回以上走って0ー1勝の斤量56kg以上馬は[0-0-0-8]。H19年、2走前に芝1200mOP戦2着歴あったスピニングノアールは1000m戦[1-1-2-1]で6着敗退。

15.スピニングノアール
6カ月以上の長期休養馬は[0-0-0-12]。年齢的にも苦戦覚悟。

16.ジェイケイセラヴィ
前3走ともG3以下戦で着順掲示板を外す6着以下だった馬は[0-0-1-23]。

 以上から残った馬は、◎3エーシンヴァーゴウ、○12エーブダッチマン、▲10ストロングポイントの3頭。

 三田明太の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

13

1点 2500円

3連複フォーメーション
1着

13

2着

7

12

13

16

相手

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

39通り 各100円
3連単1着2着流しマルチ
1着

13

2着

16

相手

3

4

6

7

12

14

36通り 各100円

三田明太の見解

 ダート実績馬や、ローカル1200mの前傾ラップで好走した馬を狙うのが基本パターン。極端に言うと、開幕週の馬場ではどの馬も速く走れるだけに、むしろ高速スピードを維持するスタミナの有無がポイントになる。

 指数的には昨年の当レースで「110」で、前傾ラップのキーンランドCで「111」、スプリンターズSで「110」をマークしているジェイケイセラヴィが抜けているが、捻ってアポロフェニックスを狙ってみたい。

 最高指数「113」を前傾ラップの中京1200mでマークしていて、ラスト1Fの時計が掛かる中山1200mでも「110」をマークした実績があるように、指数的に軽い馬場向きのスプリンターではない。速いラップを追走する脚はあるだけに、究極のスピード比べ、つまり速い脚を刻み続ける持久力勝負になれば一変の可能性はある。

 09年の当レースでは14着に惨敗しており、直線競馬への適性を疑問視したくなるが、当時のローテが中1週で函館からの輸送だっただけに、指数的な魅力の方に賭けてみたい。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

3

-

11

1点 2000円

馬連

7

-

11

1点 2000円

馬連

11

-

16

1点 1500円

馬連

3

-

7

1点 1500円

馬連

3

-

16

1点 1000円

馬連流し

11

相手

5

14

2通り 各1000円

古澤秀和の見解

3番:更にパワーアップ。これなら勝ち負け。
7番:デキ良い。
11番:良くなっているし、勝ち負けできるデキ。
16番:キッチリ仕上がる。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

3

5

9

10

12

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

3

相手

5

9

10

12

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

14

相手

3

5

9

10

12

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【上位拮抗】初の直線1000m挑戦のヘッドライナーだが、スピード上位で適性を感じる。押し切り勝ちを期待する。前走でこの条件のOPを勝っているエーシンヴァーゴウはここを目標に状態抜群。連勝も可能だ。シャウトラインはB着用からレース振り上昇。サアドゾは格上挑戦もこの条件ならそん色ない。追い切りで目を引く動きを見せたエーブダッチマンも上位が狙える。この条件がいいセブンシークィーン、前走好内容のストロングポイントも侮れない。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

丹下日出夫の見解

【連軸不動】夏の新潟シリーズの目玉は1000直競馬。一日にひと鞍、直線1000m競馬が組まれているが、好き嫌いにかかわらず、2開催1000直競馬に向かわざるを得ない。それだけに、アイビスSDだけではなく、心構えと対応は大切。その攻略法は大まかにいえば3点。芝・ダートを問わず、1000?1400mの短距離ベースで、高い数値の「勝ち」時計があること。同距離内の前後半の3Fのどちらかに、33秒前後の記録を残していること。調教駈けする馬は(特に坂路)、ダート血統でも直線競馬に適性あり。ヘッドライナーは、1200mに1分7秒3、1400mに1分20秒0という、高い数値の勝ち時計があり、二走前のテレビ愛知杯では、59キロを背負って上がり33秒6で逃げ切り。一週前の栗東坂路の調教では、50秒2―36秒2―11秒9をマーク。主要3条件をすべて満たしている。スピードの絶対値と総合力で一歩リードのアイビスSDだ。当面の敵はエーシンヴァーゴウ。二走前の小倉・1分7秒7を起点に、前回で1000直勝ち。重賞奪取の下地はできた。割って入ればサアドウゾ。平坦ローカルの6F戦で、常に33秒台の最速の上がりを背景に1000直で2連勝。前走の上がり32秒2をもってすれば、大仕事も十分。昨年の2着馬ジェイケイセラヴィエーブダッチマンアポロドルチェも差はわずか。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

9

相手

6

8

10

11

12

14

6通り 各1000円

ワイド流し

9

相手

8

10

2通り 各2000円

須田鷹雄の見解

 アイビスサマーダッシュは傾向のはっきりしたレースである。

 ひとつはコースの傾向として有名な外枠有利。2つめは牝馬の強さ。3つめは若い馬が強いことである。

 牝馬が強いのは斤量が軽いこととも関係があるだろう。セックスアローワンス(日本の場合は2キロ)は牡牝の能力差を考慮して設定されているものだが、短距離戦においては2キロ差が過剰に機能してしまうことがある。

 若い馬が強いというのは昨年が6歳馬ワンツーだったことを見ると違和感があるかもしれないが、10年振り返ると3、4歳馬のほうが強い。

 ただ今年は困ったことに、牝馬が内に固まり、高齢馬が外に多く入ってしまった。悩んだ結果、出した結論は「牝馬の中でいちばん外にいる馬から」。◎セブンシークィーンだ。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

11

12

15

16

12通り 各400円

3連単BOX

11

12

15

16

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

4

相手

3

10

11

12

16

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

4

相手

3

10

11

12

16

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎アイアムマリリンは「マンハッタンカフェ×シルヴァーデピュティ」という組み合わせ。女傑ヒシアマゾンエリザベス女王杯など重賞9勝)の孫にあたり、ハマれば重賞でも勝ち負けに持ち込めそうな底力を感じさせる。母の父シルヴァーデピュティディバインシルバーアタゴタイショウビコーミニスターなどの父にあたり、一本調子なスピードを伝えているので、本馬は直線1000mの競馬で一変する可能性を秘めていると思われる。休み明けをひと叩きしたここは体調万全。直線1000mコースで信頼性が高い村田一誠騎手なら4番枠を克服してくれるだろう。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

3

14

16

2着

3

5

7

10

11

14

16

相手

3

5

7

10

11

14

16

90通り 各100円

奥田隆一郎の見解

 アイビスSDが行なわれる新潟芝1000mから注目の直結コースは、京都芝1200m、阪神芝1200m、中山芝1200m、小倉芝1200m、同コースの新潟芝1000m。直結コースの激走馬は、同じ適性が要求される今走のコースに合うため、高い適性を活かして大駆けできる。

 ◎シャウトラインは、5走前に直結コース・京都芝1200mの淀短距離Sを連対した。また、新潟芝1000mでは、1600万クラスの勝ち上がりや前々走の好走がある。直結+同コースの両方を激走したことや、休養明け4走目で能力を発揮できることから、勝ち負けになる。

 人気サイドでは、直結+同コースを勝利した○エーシンヴァーゴウを推奨する。4走前に直結コース・京都芝1200mの1000万下、前々走で直結コース・小倉芝1200mの1600万特別、前走で同コースのオープン特別を勝っている。直線平坦なコースの短距離戦を得意にしており、コース適性が非常に高い。

 ▲ジェイケイセラヴィは、昨年のアイビスSD・2着馬。直結コースのG1となるスプリンターズSで善戦しており、前走を叩いての変わり身を警戒する。

 その他では、新潟芝1000mを2戦2勝の△サアドウゾに注目する。新潟に出走したのは近2走だけだが、そこを連勝してコース適性の高さを示した。夏は実績よりも、調子の良さとローカル適性を重視すべきなので、重賞の今回も期待したい。

 △アポロドルチェは、アイビスSDにて08年3着→09年2着→昨年4着、3年連続で好走したようにコース適性が高い。今年は惨敗続きだが、休養明けを叩いて調子は上向いており、得意コースの変わり身を警戒する。

 の予想

の見解

 JRA最短距離の5F重賞、アイビスサマーダッシュ。スプリント戦の主流である6F戦よりも更に短い距離なので、力量比較が難しいですが、どのような傾向があるのでしょうか。同レースの過去5年のラップを見てみましょう。

アイビスSD(G3・新潟5F)
06:22.0[32.8]-33.7=0:55.7 (サチノスイーティー)
07:21.8[32.5]-33.3=0:55.1 重 (サンアディユ)
08:21.7[32.1]-32.5=0:54.2 (カノヤザクラ)
09:22.1[33.1]-34.1=0:56.2 重 (カノヤザクラ)
10:21.5[31.8]-32.4=0:53.9 (ケイティラブ)
※「テン2F[3F]-上がり3F」で表記。テン3Fと上がり3Fは真ん中の「3F目」が重複するが、前後半のバランスを見るために併記。

 07・08年のように、相対的にテンが緩く上がりが速い場合の方が6Fでも結果を出せる、格上の「6F重賞実績馬」が好走する傾向があります。後半ギアを上げる能力が問われることで、ちょっと長い距離の適性が必要になると見ていいでしょう。

 逆に、馬場を考えれば上がりが掛かった06年や、過去最もテンが速かった10年のように、一本調子の流れになると、格下馬がスピードだけで押し切っての波乱の余地もあります。

 どちらの流れになるか読み切るのは難しいですが、波乱となった絶好馬場の昨年の傾向を踏襲すると考えれば、再度こちらの展開に決め打つのも悪くありません。特に妙味を考えればこちらが勝るので、戦略的にも優秀でしょう。

 そう考えると、評価すべきは小回り急流で前で踏ん張った実績。昨年同レースで先行して好走した2着ジェイケイセラヴィ・5着シャウトラインは当然要マークということになります。これよりテン速くなる中山6Fで前で踏ん張った組には注目で、バーデンバーデンCシャウトラインに先着したエーブダッチマンが優秀ですが、準OPでこれより厳しい流れの船橋Sで先行したマヤノロシュニも面白い存在です。

 そして同舞台のレースでは重馬場にしては厳しい流れだったOPルミエールSで、これもシャウトラインに先着したエーシンヴァーゴウ・ストロングポイントは高評価。条件戦では最もテン厳しい流れで押し切ったセブンシークィーンまでマークします。

●注目馬:ジェイケイセラヴィシャウトライン(急流の昨年、先行して好走)、エーブダッチマンマヤノロシュニ(急流中山6Fで先行)、エーシンヴァーゴウ・ストロングポイント・セブンシークィーン(急流の同舞台戦で好走)

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