馬券総合倶楽部で先週のきぼう賞や
スイートピーSなど「東京芝1800m」のレースを取り上げた際には「トラック調教馬に適性が高い」と記しながらも、前記2レースではどちらも坂路調教馬が勝っています。
言い訳になってしまいますが、この理由は「少頭数」だと考えています。
ペースが落ち着けば、トラック調教の立ち回りよりも坂路調教の瞬発力が重要度を増します。これが標準的な調教適性のレースにならない要因でしょう。
しかしこのレースは18頭立てのフルゲート。
2009年以降、同じ条件で行われた500万下より上のクラスのレースは10鞍ありましたが、その勝ち馬の調教馬場は、
坂路-2
トラック-5
併用-3
坂路調教馬が勝ったレースのうち、1レースは雨が降りしきる不良馬場。
つまりフルゲートになれば、トラック調教馬の要素は東京芝1800mに必要不可欠なわけです。
また直近のオープン戦である2010年の
エプソムCでは、
1着
セイウンワンダー/標準多め併用
2着
シルポート/標準多め坂路
3着
キャプテンベガ/標準多め併用
と本数多い調教馬が上位を独占。
「トラックを含んで本数多く」というのが調教適性から予想する上での最重要項目というわけです。
これをクリアしながら、東京競馬場と同じ左回りの南Pで最終追い切りを行ったのが
マイネルスケルツィ。
日曜には坂路で4F52.6?1F12.1秒を消化していますし、8歳という年齢を感じさせない調教量の豊富さが魅力です。