グレード制導入の1984(S59)年以降から「消える馬」・「残る馬」を検証してみる。馬名の前の数字は出走馬番です。なお、
グレードのGI・II・IIIは見やすさを考慮してG1・2・3表記しています。
1.
ウインバリアシオン
芝のレース経験5回以上馬のうち、前3走ともG2以下のレースを使用し、その3走内に芝で着外(4着以下)が2回以上あった馬[0-0-0-38]。
2.
サダムパテック
前走G1
皐月賞2着馬は[3-2-3-16]。ダービーで逆転勝ちをはたした3頭は、前4走内、不良馬場以外ではすべて連対を確保しており、連対数も6回以上あり、連対数5回・前4走内に4着歴あるサダムの逆転劇は厳しそう。しかし、キャリア4-7戦で前2走(3月以降)とも1800m以上の芝のレース「OP戦1着・重賞戦連対→重賞戦連対」と好調持続馬のうち、a.着外(4着以下)が0-1回、b.2000m以上のレースで勝ち歴または連対が2回以上、c.2走前から当日まで同騎手騎乗 この3項目すべてを満たしていた馬は、不良馬場で行われた一昨年を除き[6-2-1-0]。馬場次第か。
3.
オールアズワン
キャリア6戦以上で芝0?2勝馬のうち、前2走とも芝良・稍重のレース6着以下だった馬は、前4走内(3歳以降)に1800m以上の芝重賞戦で3着内好走歴があった馬を除き[0-0-0-15]。
4.
リベルタス
皐月賞・
NHKマイルC・
桜花賞のG1戦で2秒以上の大差負けを喫していた馬は[0-0-0-25]。着順掲示板に載ったのは1頭だけで23頭はフタ桁着順。
5.
オルフェーヴル
「
日本ダービー」の名称が付くようになった1950(S25)年以降、
皐月賞を2馬身差以上で快勝した馬のダービーでの成績は[8-2-1-3]。このうちダービーが雨や良馬場以外で行われた年を除くと[7-2-1-0]。空模様・馬場状態が気掛かりだが…。
6.
クレスコグランド
前4走内に未勝利戦を2回以上使用していた馬は[0-0-0-14]。また、2走前に2000m以上の条件戦を使用していた場合、そこで敗退、勝っても着差が1馬身未満だった馬は[0-0-0-33]。類似馬で、1996(H8)年、「2200m条件戦半馬身差1着→
青葉賞半馬身差1着」の
マウンテンストーンが上昇度を買われるも11着敗退。
7.
ベルシャザール
前3走内に1800m以上の芝重賞戦で勝ち歴がなく、前走10着以下かつ1秒以上惨敗馬は[0-0-0-49]。他に、3・18番馬も該当。
8.
フェイトフルウォー
前走が2か月ぶりのレースとなり、そこで1秒以上敗退の芝0?2勝馬は[0-0-0-14]。変わり身もどこまで。他に、15番馬も該当。
9.
コティリオン
皐月賞3着内好走馬・
桜花賞連対馬を除き、1800m以上0?1勝馬のうち、前走1600m以下のレース使用馬は[0-0-0-46]。他に、12番馬も該当。また、前4走内に1着歴がなかった馬は、G1・G2戦既勝歴があった馬を除き[0-0-6-70]。さらに、マル地馬も含み、中央競馬での勝ち星が0-1勝馬は[0-0-2-40]。
10.
ナカヤマナイト
2か月以上の休養馬を除き、芝のレースで連対が6回以上ある馬のうち、前2走内に芝のG1戦連対あるいはG2・G3戦勝ちのあった馬は[6-3-4-16]。このうち、a.芝3勝以上、b.着外(4着以下)が0-2回、c.前走敗退も1秒差未満あるいは10着内、d.年明け2-3戦消化、e.1800m以上で5着内が3回以上、f.前3走とも1800m以上戦を使用、g.前走体重増減なし、あるいは体重減少も-8キロ範囲内 以上の7項目すべてを満たしていた馬は[4-2-1-0]。苦手の緩い馬場が気掛かりも逆転可能。
11.
デボネア
1勝馬は、前走G1・G2戦3着内好走馬を除き[0-0-0-27]。他に、18番馬も該当。また、前3走とも2000m以上戦を使用して勝てなかった馬は[0-0-3-48]で、3番馬も該当。さらに、前走で連対を外していた芝0?1勝馬は[0-0-1-73]。
12.
エーシンジャッカル
前3走内に1800m以上の芝重賞戦で勝ち歴がなく、前走2000m未満のレース使用の芝連対0?3回馬は[0-0-0-45]。また、1600m以上のレース未勝利馬は、1975(S50)年以降[0-0-2-75]。
13.
ロッカヴェラーノ
キャリア4戦以下の馬は[3-2-1-58]。このうち、前2走内に4着以下の着外があった馬は[0-0-0-26]。また、キャリア4戦馬で着外が2回あった馬は4頭いて、すべてフタ桁着順惨敗を喫していた。
14.
ショウナンパルフェ
前走芝の良馬場2400m戦で2分28秒0を切っていない3勝未満馬は[0-0-0-22]。また、キャリア6戦以上で前走
青葉賞を使用し2馬身差以上の快勝できなかった馬は、
皐月賞3着内好走馬を除き、
青葉賞重賞昇格の1994年以降[0-0-0-23]。
15.
トーセンラー
前走G1
皐月賞で1秒以上敗退の3勝未満馬は、前3走内に2000m以上重賞戦で3着内好走ある馬を除き[0-0-0-20]。他に、7番馬も該当。
16.
トーセンレーヴ
直前5月、関東エリアのレースで勝つも、着差が1馬身以下だった馬は[0-0-0-21]と好走例ないが、レーヴのように連闘だった馬は見当たらず、想定外のタフさに要警戒。OP
プリンシパルS使用馬は[0-1-3-29]で、このうち、a.連対率5割以上、b.キャリア4戦以上で前4走内に
プリンシパルSを除く12頭立て以上のレースで2勝以上あるいは重賞戦3着内2回以上 この2項目ともに満たしていた馬は[0-1-3-0]。この馬券対象の4頭中3頭は6番人気以下の伏兵だった。穴に注目。
17.
ユニバーサルバンク
芝経験5回以上馬で、3歳以降4戦以上消化して前4走とも芝良・稍重のレース敗退馬は、前2走内にG1戦3着内好走ある馬を除き[0-0-0-23]。
18.
ノーザンリバー
前走G1
皐月賞1・2番人気以外で10着以下かつ1秒以上敗退馬の馬で2000m以上戦未勝利は[0-0-0-25]。