【5冠馬退治】
フミノイマージンは、3歳9月の札幌2000mを、2分0秒3で楽勝。
札幌記念と僅差のこの記録を見て、
秋華賞で勝ち負けもイメージした好素材だった。
その札幌激走の反動か。
1年以上の休養を余儀なくされ、1000万で足踏み。
あの時計は何だったんだろうか――ラップ評論家として、ときに捨て鉢になった時期もあったけれど(笑)、今春の
中山牝馬Sを、最速の上がりで2着。
同レースを起点に、福島牝馬を一気差し(ややこしいが、新潟1800mで行われた)。
前回の
マーメイドSも、他馬の動向を無視しての外一気。
関西馬でありながら、札幌から美浦入厩という変則仕上げも、最終追い切りの坂路・11秒9で、デキの良さを確認。
今なら
アパパネも怖くない。
さて、その
アパパネ。
エリザベス女王杯の
ステップレースとはいえ、今回は放牧に出すことなく美浦で調整。
南Dのコース追いも交え、いつになくハードに入念に仕上げてきた。
ただ、5冠馬とはいえ、牝馬の57キロは、やはり気になる(59キロを背負った
ローズキングダムが、先週
京都大賞典を楽勝したばかりだが)。
となると、前記フミノ。
そして、
七夕賞・
小倉記念レコ勝ちの
イタリアンレッドにも、当然付け入る隙あり。
ちなみにイ
タリアンだが、調教過程を見ると、造り直しも上手くいっている。
ヴィクトリアマイル3着の
レディアルバローザ、
アニメイトバイオも、近走じれったい競馬が続いているが、前者はピンナ。
後者は田辺と、追ってもうひと伸び。
味のある、諦めないジョッキー配置は、買い材料。