昨年のセントライト記念ではダークシャドウに先着のゲームマエストロがようやく復調気配。素材はOP級。ここ2戦上級条件で好走と力をつけているマイネルグートを対抗に。ニシノメイゲツも降級戦で上位争いは必至。同様にマコトギャラクシーも力は十分。シャイニンアーサーも前走を勝って同条件、勢いもある。ザバトルユージローも差はない。

　マコトギャラクシーは、1800ダートで未勝利勝ち。500万勝ちは2400ダート。昨年暮れの1000m葉テレビ杯(芝1800m)を2着した際も、ダート馬が勝ち負けできる馬場なのかな？と、半信半疑。しかし、上がりは最速。二走前の東雲賞の2分0秒8.上がり34秒4の一気差しを見れば(坂のある中山で34秒台はかなり優秀)、これはもう本物。
　
　ちなみに、中山金杯の走破タイムは1分59秒8。時計レベルも1000万クラスでは上級。休み明けをひと叩き、得意の中山･降級戦に照準を絞ってきた。
　
　まずはゲームマエストロとの追い比べ。レースの大勢が決着したあとの3着とはいえ、セントライト記念･2分21秒1は、古馬のオールカマーを軽く上回る破格の内容(レコード決着、そのため多くの馬が傷んだが)。
　
　シャイニンアーサーは、道悪のオニ。この雨が続けば再度好勝負。
　
　とはいえ、前記三頭は、いずれも追い込み馬。日曜昼までに馬場が回復するようなら、セオリー通り、マイネルグートの逃げ残りが穴。

　開幕日の中山芝で冴えを見せていたのが後藤騎手。内枠からフレッシュな芝を生かす乗り方が目立った。もともとトラックバイアスには敏感な騎手だが、それが生きている印象だ。

　ここは脚質的に同じような競馬はできないかもしれないが、内枠ということで◎タケショウオージに期待する。差し一辺倒の馬だが、今回は10頭立てということで前から離れずに追走できる可能性があるし、仮に後ろからになっても馬群を割れるチャンスはある。

　このクラスでマークしている2度の2着はそれぞれ10頭立てと12頭立てでのもの。当時はいずれも東京コースなので単純な比較はできないが、この馬なりに条件は揃っている。

　雨が降ったのもおそらくプラス。過去の重馬場では結果がでていないが、コマンダーインチーフ産駒だけに馬場が湿って悪いことはないだろう。

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