◎は昨年のPOG特集「有力種牡馬クリニック-ネオユニヴァース編」でカグニザントなどとともに取り上げた馬で、母はフェアリーキング産駒でスペシャルの全兄弟クロス3×3、そして自身はヘイロー≒サーアイヴァー3×5だから、ヴィクトワールピサやロジユニヴァースと同じようなネオユニの成功パターンの配合をしている。

　東京芝1800mの新馬戦で2着にきたので中山なら確勝だと思っていたが、その後は脚元がパンとしないこともあってダートばかりを使われてきた。前走の勝ち方もいかにもネオユニ産駒らしい力強い捲りで、鞍上も中山の捲りは名人級。ついに真価発揮の時がきた。

【上位拮抗】勝って同条件のアーバンウィナーが本命。前走内容は上々で、休み明けも問題ない。上級条件で好走実績を持つラストノートも好勝負が見込める。昇級戦となるタングルジャングルも波に乗ってきた印象で侮れない。休み明け2走目のロジハーツは潜在能力の高さで勝負。アルティストも力をつけており侮れない。マスターソムリエの安定感も魅力。

【伏兵多し】折り合いや展開と、細心の注意を払い、勝利まであと一歩のところにこぎつけたラストノートだったが、レースのアヤに泣き2着惜敗。ただ、上がり34秒8は最速。降級二戦目、もう決め時だろう。二の筆頭はアーバンウィナーの地力を置いたが、2200mは微妙に長いか。距離の壁に泣くようなら、上り調子のディープスノー。良馬場条件にロジハーツ以下、連下は小波乱。

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