【ほぼ順当】
鹿野山特別の
ゲームマエストロは、3コーナー過ぎ、「さあ、どこからでも抜けだせる」という抜群の手ごたえ。勝ち馬のソツのない立ち回りに1馬身及ばずも、中山の急坂を34秒0という出色の上がりで2着。1000万条件に甘んじているが、3歳9月の
セントライト記念を、0秒2差の4着に追い上げた明け4歳馬。ちなみに昨年の
セントライト記念は、同開催の
オールカマーを0秒5も上回るHレベル決着だった。このクラスは通過点でいい。同レース3着の
マコトギャラクシーとの叩き合いが濃厚。前回は、折り合いに気を遣い、シンガリ待機に徹したぶん勝機を逸したが、坂上からの脚色はゲームとは小差。1ハロン延長の2000メートルも好材料だ。一角崩しは
シャガール。
ダイワメジャー・
ダイワスカーレットの弟という、成長力のある良血馬。1月以来の実戦になるが、休養を挟み急速な変身を遂げる可能性あり。上位とは、少し力関係が落ちる感じはするが、
ダブルレインボーは、昨年の新潟シリーズで
マッハヴェロシティ(
七夕賞に出走)と接戦を演じたこともある夏馬だ。この時季、一変がある。