京都芝がDコースで行われるのは2009年5月の京都開催以来になりますが、この年に芝外回りで爆発的に好走したのが標準多め坂路でした。
Dコースになると4コーナーから直線の入り口に角度がつくため、コーナーリングで直線に入るというよりも、3コーナーの下りから加速して、4コーナーは膨れても直線外から追い込むレースになります。
つまり直線的な走りが多くなり、加えて馬場が傷んで
パワーが必要になっているため、坂路で本数多く調教された馬に適性が高くなるわけです。
先週は京都芝1400m外回りで500万下特別が行われました。
1着
ペルレンケッテ/標準坂路
2着
ビッグスマイル/標準坂路
5着
ガールズストーリー/標準多め坂路
実はこのレースで標準多め坂路だったのは
ガールズストーリーのみ。
ですから馬券総合倶楽部でもこの馬を狙い馬にしていましたが、馬券に絡むことはできませんでした。
ただレースの流れを見ると、逃げたかったところをスタートで出遅れて、無理に先行して9番人気5着なら調教適性が他馬よりも高かったと判断したいところ。
また馬場が傷んで
パワーが必要という調教適性論は1着2着が坂路調教だった点から問題ないと思います。
そうした状況から降級して能力は抜けている
エーシンホワイティが標準多め坂路で仕上げたなら逆らう必要はありません。
馬券的にはこの馬を1着にしたフォーメーションで、2着3着に坂路調教馬を入れた3連単で大きな獲物を狙いにいくのが面白いと判断しました。