前走で12着に大敗しているパープルタイヨーだが、同じ条件でも2走前には上がり35.0秒の流れで3着に好走しているように、スローの上がり勝負は向かない。2009年の同レースを最高指数｢108｣で制しており、それ以来の同コースで指数的には買い。

【軸不動】前走で2着と改めて力上位を証明したロジスプリングは叩かれて上昇。57.5kgでも中心視できる。先行馬が多い今回なら末脚堅実なプラージュの逆転も。ハマった印象もある前走だが内容も良好だったキッズニゴウハンは昇級でも好勝負の器。ベルモントキーラもマイペースならしぶとい。長期休養明けを叩かれたポールアックス、マイネルエデンとパープルタイヨーも気配よく注意。

【波乱含み】ロジスプリングは、1・3月に1000万を2勝。前走は、少頭数の上に、スローの瞬発力勝負。時計も地味だったが、上がり34秒5で0秒1差に善戦。強い稽古を課せないように、まだ馬体の張りが本物ではないが、57キロで〔1100〕、57・5キロのハンデも守備範囲だ。キッズニゴウハンは、新潟マイルを上がり33秒2で好タイム快勝。2歳夏の時計を思えば、前回くらいは当たり前。ただ、新潟から、坂も輸送もある中山。思わぬポカがあるかもしれない。一角崩しはパープルタイヨー。やや記録は古いが、一昨年の外房特別の勝ち馬。この中間、坂路からコース追いへ。攻め馬にも新味あり。数多い逃げ先行馬の中から、惑星に取り上げるとすれば、やっぱり中舘。ポールアックスを☆印とした。

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