11R

オールカマー

15:45発走 / 芝2200m (右 外 C) / 天候:晴 / 馬場:良
4回 中山 6日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(指) 別定 9頭
本賞金:6400,2600,1600,960,640万円
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 井崎脩五郎の予想

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予想印
6カリバーン(2人気)
7アーネストリー(1人気)
9シャドウゲイト(5人気)

井崎脩五郎の見解

・G1勝ち馬をのぞく、前走6着以下だった6歳以上馬
※中山過去10年[0-0-2-28]
●2010年該当馬→デストラメンテ(7着)
○2011年該当馬→ダイワジャンヌムラマサノヨートー

・地方競馬所属馬をのぞく、前走で重賞以外に出走していた馬
※中山過去10年[0-1-2-21]
●2010年該当馬→ミステリアスライト(6着)、デストラメンテ(7着)、ミッキーミラクル(10着)
○2011年該当馬→コロンバスサークルマコトギャラクシー

・前走10着以下馬
※中山過去10年[0-0-1-25]
●2010年該当馬→該当なし
○2011年該当馬→ゲシュタルト

・3歳馬
※中山過去10年[0-0-0-3]
●2010年該当馬→該当なし
○2011年該当馬→マイネルラクリマ

・前走札幌&阪神組をのぞく、前走4角10番手以下馬
※中山過去10年[0-0-0-14]
●2010年該当馬→該当なし
○2011年該当馬→ゲシュタルトマコトギャラクシームラマサノヨートー

2010年残った馬→シンゲンドリームジャーニートウショウシロッコサンライズベガジャミールベンチャーナインシルポート

【昨年結果】
1着:シンゲン(○)
2着:ドリームジャーニー(○)
3着:トウショウシロッコ(○)

2011年残った馬→カリバーンアーネストリーシャドウゲイト

須田:先々週が1着-3着で、先週も2着-3着でハズレ。肝心の1着-2着が当たらない予想コラム『1年遅れのバカ当たり』の時間が、今週もやってきました!

井崎:後ろで出囃子でもかかってたら、ラジオ番組のオープニングみたいだよな(笑)。しかし……いかん! なかなか調子が上がってこなくて、ちょっと焦ってきたぞ。

須田:その程度で焦りで済むのはセンセイだからですよ。このコラムがあまりにも当たっていない件について、ボクなんか年がら年中焦ってますからねえ……。

井崎:いやでも、今週は当たるだろ?

須田:……それって「9頭立てだから」とかいう、非常にヌルい理由で言ってたりするんじゃないですよね? 今のセンセイだと、たぶん4頭立てでも外しますよ!?

井崎:確かに、4頭立てのレースで「1頭消せ」とか言われたら、確実に消しちゃダメな馬を指名するだろうけどな(笑)。でもまあ、今週はホントに簡単。

須田:「簡単」という言葉の意味が、井崎脩五郎版の辞書だと別の意味で載ってる気がしなくもないですが……ま、とりあえず理由をお聞きしましょうか。

井崎:だってコレ、よほどのことがないかぎり負けようがないだろ、アーネストリー。普通に回ってくるだけで勝てるくらい、相手関係に恵まれたと思うんだが。

須田:そういう馬がコロッと負けるのが、競馬なんですけどね。しかもアーネストリーは、当コース初出走で、休養明け初戦の取りこぼしも多い馬なんですが……それでも?

井崎:うん、それでも勝つと思うし、連対を外すのでさえ考えにくいと思うぞ。もう、ホント素直にこの馬から入るレースじゃないかな。

須田:まあ、フツーに考えていくと、それが当然の帰結っていうのはわかるんですがねえ。仮にも予想家なんだから、そこはもっと「魅せる予想」をしていただかないと!

井崎:豪快に外していいんだったら、そうするぞ。「◎カリバーンから流す相手2点の馬券で、タテ目は必要なし!」とか言えばいいんだよな?

須田:センセイがそんなこと言ってるところを考えたら、ちょっと寒気がしてきましたねえ(笑)。ま、連敗街道をひた走られても困るので、予想はこのままでお願いしますよ。

井崎:でもま、ここは順当に決まる公算が非常に高いレースで、難しいのは「ヒモ選び」だよ。そう点数も買えないだろうし、これでビシッと浮かせたいものだね。
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予想印
7アーネストリー(1人気)
6カリバーン(2人気)
9シャドウゲイト(5人気)
1ゲシュタルト(6人気)
4マイネルラクリマ(3人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

7

相手

6

9

2通り 各3200円

3連単1着流しマルチ
1着

7

相手

1

4

6

9

36通り 各100円

東大ホースメンクラブの見解

 オールカマーが行われる中山芝2200mは先行有利のコース(過去10年で前走先団にいた馬の単複回収率がそれぞれ100%超)であり、先行馬を中心に馬券を考えるのがセオリーです。

 やはりアーネストリーは脚質を考慮しても不動の軸と考えるべきであり、相手探しに尽力するレースでしょう。

 相手1番手はカリバーン。中山2200で蛯名騎手は単勝回収率130%超と頼れる鞍上であり、安定した先行脚質も魅力的であり高評価しました。

 相手2番手はシャドウゲイト。中山2200mはAJCCで2着という実績が示す通り相性は良いです。加えて外枠での好走が目立つ馬でもあり、今回は好走の条件が揃いました。

 その他、先行出来そうなマイネルラクリマゲシュタルトあたりを押さえておきたいです。

 高橋学の予想

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予想印
7アーネストリー(1人気)
6カリバーン(2人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

6

-

7

1点 10000円

高橋学の見解

 G3馬齢→G2別定に変更されたH7年以降から、「消える馬」・「残る馬」をチェックしてみよう。

■前走下級戦
 前走芝良・稍重のOP・条件戦で斤量57kg以下敗退、もしくは1着も着差が1馬身差未満の辛勝だった馬のうち、当レース斤量57kg馬は[0-0-0-21]。

……前走OP敗退アドマイヤコマンドや条件戦敗退のマコトギャラクシーは厳しい。

■近走好走歴
 前4走内(3カ月以上休養馬は前3走内)に芝のレースで3着内の好走歴がなかった馬のうち、芝5勝以下馬は[0-0-2-33]。

……2勝馬ゲシュタルト・前10走すべて5着以下ダイワジャンヌ・昨年11月東京1600mOP戦3着以降好走のないムラマサノヨートーもどこまで。

■斤量増加
 斤量が前走比3kg以上増加馬は[0-1-0-18]、H14年、前走G3新潟記念54kg2着から3kg斤量増加アグネススペシャルの連対例がある。前走芝良・稍重の重賞戦で連対していた馬を除く斤量3kg以上増加馬は[0-0-0-17]。

……前走OP戦52kg2着から3kg斤量増加コロンバスサークルは斤量ネック。

■高齢馬
 7歳以上の高齢馬は[3-0-2-30]、勝った馬3頭はすべて7歳馬。前走G1戦5着内・G2戦3着内・G3戦連対の好走がなかった7歳以上馬は[0-0-1-28]。

……9歳馬シャドウゲイトは7歳以降G2戦2着が2回、G3中京記念1着・2着好走と年齢の衰えを見せずに先行策で穴馬券の片棒を担いでおり、手薄メンバーで浮上もあるか。

■近走ローテ
 前2走[非重賞戦→G3戦]のローテで、前走1600m以上戦敗退、もしくは勝っても着差が1馬身差未満(レコード勝ちを除く)だった馬は[0-0-1-22]。

……3歳馬マイネルラクリマは古馬との斤量差をどこまで生かすかがカギだが、H19年、前2走[皐月賞2着→ダービー4着]のサンツェッペリンが斤量54kg魅力で2番人気に推されるも9着敗退例あり、距離実績がないだけにどこまで。

■G1実績
 前2走内(当レースより10か月以内に限る)に芝のG1戦で3着内好走歴があった馬は[5-1-1-5]で、このうち、(a)芝5勝以上の実績がない馬は×・(b)前走着外(4着以下)かつ0.8秒以上敗退馬は×、の2項目クリア馬は[5-1-0-0]。アーネストリー◎で秋好発進。

札幌記念
 前走G2札幌記念出走組は[5-2-3-10]、このうち(a)札幌記念10着以下大敗馬×・(b)前3走とも4着以下×・(c)7歳以上高齢馬×・(d)前2走とも国内戦使用し札幌記念で体重が10kg以上減と夏バテ気味の馬×、以上4項目クリア馬は[4-2-2-0]で、久々を叩いての変わり身見込める札幌記念5着カリバーンが対抗○。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

7

相手

1

3

4

6

9

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

6

相手

1

3

4

9

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

4

相手

1

3

6

9

24通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【軸不動】札幌記念は回避したアーネストリーだが、その後の調整は順調そのもの。実績は抜けた存在で59kgでも中心。カリバーンは久々の札幌記念で5着。ひと叩きされて上昇しており、条件の適性も十分。3歳馬のマイネルラクリマの潜在能力も侮れない。斤量差を生かして上位争いも。古豪シャドウゲイトは能力キープ。実績上位のゲシュタルト、格上挑戦も状態良好のマコトギャラクシーを押えに。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

丹下日出夫の見解

【馬単は表裏】アーネストリーは、前走の宝塚記念で、当代きっての女傑ブエナビスタ以下を一蹴。悲願のGI制覇を果たした。その宝塚は、テンの3Fは12秒3―10秒5―10秒8(3Fは33秒6)という、短距離重賞並みのHピッチでスタート。前半1000メートルは58秒7―2000メートル通過は1分58秒1という、数字通り骨身を削るHラップの上に立ち、しかも二番手追走から力でもぎ取る堂々のレコ勝ち。GIIに入れば、格も記録も図抜けている。ただ、レコード勝ちには、目に見えない蓄積疲労がつきもの。しかも負担重量は59キロ。連軸は死守できても、何かにアタマをハネられる可能性も捨て切れない。となるとカリバーン札幌記念5着は、勝ち馬から0秒3差。ここら辺りで打ち止めかなとも思ったが、一週前の南Dコースで78秒8。台風の影響で直前の追い切りはPコース変更となったが、馬が唸りをあげている。マコトギャラクシーも、前走はいかにも休養明けで、気合い不足。ただ、八分のデキでも33秒9の上がりで猛追。いずれはGIIIくらいはいける馬のように感じていたが、中山の2000メートルに、1分59秒台の連続記録は、ダテではない。マイネルラクリマは、ラジオNIKKEI賞は、相手が悪かった。同じチーフベアハート産駒の先達マイネルキッツの軌跡をなぞる、中長距離馬に化ける可能性あり。馬場が重いようならシャドウゲイト。馬単は丁寧に表裏を押さえておきたい。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

1

3

4

7

12通り 各400円

3連単BOX

1

3

4

7

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

1

6

7

2着

1

2

3

4

6

7

9

相手

1

2

3

4

6

7

9

90通り 各100円

奥田隆一郎の見解


 オールカマーが行なわれる中山芝2200mから注目の直結コースは、中山芝1800m、阪神芝2200m、東京芝1800m、同コースの中山芝2200m。直結コースの激走馬は、同じ適性が要求される今走のコースに合うため、高い適性を活かして大駆けできる。

 ◎ゲシュタルトは、直結コースの中山芝1800mにてスプリングSを10人気2着に激走している。近3走は3000m以上のレースで距離が長すぎた。今回と同じ距離の京都新聞杯を制したように、1800ー2200mが距離的にベスト。久々の中距離で、変わり身を警戒する。

 ○アーネストリーは、直結コースの阪神芝2200mで宝塚記念を制した。オールカマーで昨年と一昨年に2着のドリームジャーニーは、宝塚記念の勝ち馬だった。直結コースであり、同距離のG?レースでもある宝塚記念を制した実績は重視したい。

 ▲カリバーンは、同コース(中山芝2200m)で1600万特別を勝ち上がった。休み明けで重賞初出走となった前走を5着に善戦。叩けば前進する馬(過去に叩き2走目で2勝)なので、2走目の上積みと実績あるコースで好勝負になる。

 △マイネルラクリマは、中山芝1800mの重賞、ラジオNIKKEI賞を激走。また、直結コースの東スポ杯2歳Sは、(馬券にならなかったが)9人気4着に好走した。東スポ杯2歳Sの1着サダムパテックと3着フェイトフルウォーは、先週のセントライト記念も馬券になった。オールカマーセントライト記念は同じコースの重賞なので、マイネルラクリマも期待できる。

 の予想

の見解

 今週はG2・オールカマーが行われます。春のグランプリホースアーネストリーが登場、いよいよ古馬中長距離戦線も、G1の蹄音が聴こえて来る時期になりましたね。

オールカマー(G2・中山11F)
2006:36.7-36.5-23.1-35.8=2:12.2(バランスオブゲーム)
2007:36.5-37.1-23.6-35.3=2:12.5(マツリダゴッホ)
2008:37.1-37.1-23.0-34.8=2:12.0(マツリダゴッホ)
2009:36.4-36.8-24.1-34.1=2:11.4(マツリダゴッホ)
2010:35.7-36.2-24.2-35.3=2:11.4(シンゲン)
※「3F-3F-2F-3F」の4分割で表記、( )内は勝ち馬。

 馬場のいい秋の中山、7年連続で「4コーナーで3番手以内」の馬が勝っています。しかし、05年ホオキパウェーブ・09年マツリダゴッホ・10年シンゲンと、その7年のうち3回の勝ち馬は、前走で「4コーナー6番手以降」と差しの競馬を見せており、決して「単純に前に行ける馬を買えばいい」という訳ではありません。

 上記の4分割のラップを見てみると、「第2ブロック」が「36秒台」と緩まず底力を問われることが多く、決して前が楽をしている訳ではありません。過去5年で07、08年の2回は「37秒台」とやや緩んでいますが、しかし「第3ブロック」が「23秒台」と速くなっており、この場合もロングスパートでスタミナを要しています。つまり、楽に先行して、「第4ブロック」=上がりだけで切れ味を使えば何とかなるレースではないのです。これがG2の「格」ということになります。

 という訳で、底力・スタミナの裏付けがある格上馬を買うのが基本のレース。これを過去のレースから見抜いていくことになります。私が「netkeiba.com」ので連載しているレース回顧コラム「中盤ラップ解析術」を引用しながら、今回の出走馬で価値があるレースをした馬をピックアップしてみたいと思います。

宝塚記念回顧
「スピードも底力も要求されるハイレベルなレース。先行馬が残るとフロック視されることもありますが、アーネストリーは掛け値なしに強いレースぶりで、価値ある勝利だったということになります」
→G1でもハイレベル評価の勝ちっぷりならば、やはりアーネストリーは外せません。先行できるのも心強いです。

ラジオNIKKEI賞回顧
「今回、馬場の内側ががやや悪くなっており、外差ししやすい状況だったことを考えても、重いハンデを背負いながら、テン速い流れで先行しての粘り込みは、十分な力を見せた内容だと考えます」
→3歳G3ですが、先行した上位2頭は強い内容との判断。斤量差があるだけに、2着マイネルラクリマにもチャンスがありそうです。

七夕賞回顧
「梅雨時の開催を経て馬場の内側が悪くなり、『先行の利』が極端に少ない状態、即ち『外差し馬場』状況だった」
→上手く外目を運んだのは嵌りましたが、唯一先行して掲示板に粘った4着シャドウゲイトは評価すべきでしょう。

函館記念回顧
「中盤は昨年ほどではなかったもののテンが速く、前で押し切るにしても、これを巻き返して差すにしても、相応の底力が測られた展開だと言っていいでしょう」
→タフな馬場・底力を要する展開で、中団より前から5着のコロンバスサークルは、軽量嵌ったのは事実ですが、得意の中山ならばチャンスがありそう。

札幌記念回顧
「『重賞初挑戦で5着好走』のカリバーンが今後注目されそうですが、これは『テン-中盤が緩い流れ』を考えれば、先行しての完敗はやはり完全な力負け」
→G1級のメンバーが揃ったG2での力負けでしたが、今回はアーネストリー以外にG1実績馬がおらずメンバーが落ちるので、カリバーンは一定のパフォーマンスは可能かもしれません。

という訳で、以上の5頭を注目馬とします。
●注目馬=アーネストリーマイネルラクリマシャドウゲイトコロンバスサークルカリバーン

厳選予想 ウマい馬券