【波乱含み】間隔を開けてしか使えない弱みのあるデルフォイだが、京都新聞杯2着、中山金杯4着と、ポテンシャルはOP。上がり重点の調教とはいえ、先週DPで11秒1。直前の追い切りでは62秒4をマーク。息は整った。旬の休み明けこそが勝負どころ。メイショウカンパクは、前回の小倉戦を1分46秒4で快勝。勝負どころでモタつく馬だったが、今よほど具合がいいのだろう。始動のタイミングが今季はスムーズだ。まとめて負かせばロッカヴェラーノ。春シーズンは、皐月賞6着が頂点。ダービーは馬体細化で失速したが、すみれSでOP勝ち。3勝すれば菊への出走権も、もしかしたらついてくる。ワルキューレの前走・1分58秒7も、もちろん軽視禁物。

　阪神芝2000mはクラスが上がるごとに先行馬（2?4番手にいる馬）の成績が下がり、ハナへ行った馬だけが好成績であとはどんな位置取りでも似たようなもの、という感じになっている。

　それゆえ、狙うとすればハナにこだわるタイプの馬がいい。そこで◎はワンダームシャ。今回は唯一ハナを叩かれる可能性のあるアキノカウンターが外に回ったので、おそらく先手は取れるのではないだろうか。

　逃げ馬なので捕まったときの印象は悪いが、それでも着差的にはある程度安定した競馬をしている。準オープン自体も一度は勝っているわけで、前々走は今回と同じコースで2着。再現を期待する。

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【波乱含み】メイショウカンパクの前走は大外から脚を伸ばしてきっちりと差し切った。着差以上に強い内容で、現級2着の実績からも昇級の壁はない。デンコウオクトパスの前走はトップハンデを克服。このクラスでも好走実績がある。デルフォイは3歳時にGII・2着の実績があり、素質はヒケを取らない。先手を奪えばしぶといワンダームシャは、1ハロンの距離延長を歓迎。スカイリュウホー、ワルキューレ、ロッカヴェラーノを押さえる。