【時計重視】5?6月期のローカルの新潟戦では、時計から能力を割り出しにくかったサクラブライアンス。しかし、中央の1000万条件を連続して1分51秒台。もう一つ上の、準OPの時計対応力が、その時点で見えた。準OPとはいっても、ややメンバーは手薄。二の筆頭は、サンライズクォリアの勢い。キャプテンマジンの変わり身を、久々のサイモントルナーレや、大敗明けのマイネルオベリスクの実績よりも上に置いた。

　WSJSの過去を振り返ってみると、勝ってはいないもののメンディザバル騎手の堅調ぶりや、横山典騎手の活躍ぶりなどが読み取れる。しかし、ここは両者がDグループの馬に乗る一戦。そこでWSJSに強いもうひとつの要素、「地方騎手」で吉原騎手のレーザーバレットから入る。

　WSJSでは鮫島父大ブレイク、川原大ブレイク、濱口中央初勝利、杉村2着確保など、地方騎手が意地を見せるケースが多い。吉原騎手はこの手のシリーズものに弱いと言われてきたが今年は予選を勝ち抜いてきたし、この馬なら十分に勝ち負けだろう。

　○以下もここは日本人重視。脈がありそうな馬に乗っている外国人はダートで不安が残る騎手が目立つ。唯一☆マイネルオリベスクは脚質的にも競馬しやすいし、AW経験は豊富なプレブルなので買い目に入れておきたい。

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【上位拮抗】サンライズクォリアは夏場を休ませて切れ味が増した。このクラスでも決め手は通用する。マイネルオベリスクは今春に現級勝ち。休み明けの前走は12着だったが、太めを叩いて一変に注意。サイモントルナーレは現級の上位勢力。同舞台でも連対実績がある。素質秘めるレーザーバレットは昇級でも要注意。アグネスミヌエット、キャプテンマジン、セイカプリコーンを押さえる。