レーヴディソールが断然の様相だが、ここまでの最高指数｢101｣では手を出しづらい。キャリアを考えると大幅な上昇は見込めても、ここは人気薄の指数実績馬から攻めたい。

　本命はラフォルジュルネ。小倉芝は[3-0-0-1]で、唯一の着外が道悪の中京記念という実績も推し材料だが、3走前の大原Sで最高指数｢110｣をマークしているように、中盤が緩まない流れの方が合うタイプ。その3走前が休み明けの大幅馬体増で、2走前がスローの上がり勝負、そして前走が不良馬場で、今回は得意の小倉替わり。明確な先行馬がいるメンバー構成も考慮すれば、激走を期待したい材料が揃った。

　相手本線はレーヴディソールも、大原Sに注目している以上、ラフォルジュルネに先着しているワルキューレ、アスカトップレディ、シースナイプの3頭は当然ながら要注意。

【白いブエナ】レーヴディソールは、「白いブエナビスタ」とも形容された、ブエナビスタの後を継ぐべき女傑候補。紐解けば、デイリー杯の1分33秒6という走破タイムは、同世代のマイル戦では、牡馬混合戦を含め最速(朝日杯FSより速い)。阪神JF、チューリップ賞と、33秒台の上がりを連発。記録面での裏付けも十分すぎるほど。ま、エリザベスは仕方ない。叩き二戦、調教、気配と、すべてが旧に復している。55・5キロも、むしろ恵まれたくらい。次位はコスモネモシン。クイーンS2着も立派だったが、牡馬混合の札幌記念・0秒3差の4着には驚いた。フミノイマージンも、能力はコスモと五分。惑星はワルキューレ。走っても走っても人気がないが、大原S・エリザベスの内容は、なかなか味があるんだよな。

　実績からも、そして500グラムおまけしてもらった感のあるハンデからもレーヴディソールが一本かぶりになるのは分かるが、そうでなくても牝馬限定のハンデ戦は荒れやすい条件。まして後ろから行く単勝1倍台を買うというのは筋がよくない。同馬の組み合わせを買うよりも、「他馬の馬連を買って、レーヴの3着止まりを祈る＋ワイドも買って連対された場合に備える」というのが良いのではと思う。

　ではどんなタイプを買えばいいかというと、「斤量据え置きか、ちょい減」「前走成績・近走成績がそうひどくもないのに人気の盲点になっている」という馬。そして、牝馬限定のハンデG3ではなぜか乗り替わりになっている馬のほうが穴をあける頻度が高い。

　選んだのは◎アスカトップレディ。酒井学騎手は馬券を買う身としては十分にいい騎手。ここからレーヴ抜きの馬連・ワイドでいきたい。

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【軸不動】レーヴディソールは前走案外も、この条件でこの斤量なら中心視が可能。フミノイマージンはトップハンデだが、力量上位で差し切りが期待できる。近走好調のアスカトップレディにもチャンスあり。コスモネモシンは前走の反動がなければ上位争いが可能だろう。連覇を狙うセラフィックロンプにも注意。ラフォルジュルネは格下だが昨冬の小倉で3連勝しており、連下の穴に挙げておく。