先週の札幌芝は開幕週ながら差しが届いていたが、例年以上の高速馬場で、基本的には内枠有利。ここはフルゲートの1200mだけに、内枠の指数実績馬で穴を狙いたい。

　本命はセイウンシェンロン。前走を含め、芝だけでなくダート戦も使われているが、指数的には明らかに芝向き。最高指数が前傾ラップの中山1200mで、自身2位の指数が函館1200mの最内枠。3桁指数を持つ馬がいないメンバー構成だけに、内枠を利したロスのない競馬ならチャンス大。

【スプリンターの夏】短距離馬の宿命か。3歳春は、どこかで距離のカベにぶち当たり、迷路に入り込む危険性も多いけれど、ブランダムールは、2歳9月のカンナSを、1分8秒3で駆け抜けた、良質スプリンター。リフレッシュ放牧、滞在競馬、52キロと、立て直しの材料はそろった。当面の目標は、バートラムガーデン。前走は、最速の上がりで後続を0秒7とチギる圧勝。滞在競馬で、まさに馬が変わった。ユールフェストは、2函3日めに1分9秒3。諸々の上がりめを加味すれば、評価はバートラムと五分。ナイキトリックは、まだ荒れていない芝なら、巻き返しあり。

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【中波乱】難解な一戦。中心には昇級戦だが斤量有利のユールフェストを抜擢する。バートラムガーデンも昇級だがスピード上位で粘り込みに期待可能。立て直したブランダムールを惑星的存在とみる。ナイキトリックも展開次第で残り目がありそう。差し脚があるコマノスクアーロ、マックスストレインにもマークしておきたい。