11R

クイーンS

15:25発走 / 芝1800m (右 A) / 天候:晴 / 馬場:良
1回 札幌 4日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際) 牝(特指) 別定 14頭
本賞金:3500,1400,880,530,350万円
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 井崎脩五郎の予想

井崎脩五郎の見解

・前走1着馬をのぞく、連闘-中3週のローテで出走する馬
※札幌過去10年[0-0-0-23]
●2011年該当馬→ダイワジャンヌ(9着)
○2012年該当馬→アニメイトバイオナムラボルテージレインボーダリアラブフール

・前走で4角を13番手以下で回っていた馬
※札幌過去10年[0-0-2-14]
●2011年該当馬→ショウリュウムーン(5着)、アースシンボル(8着)
○2012年該当馬→エリンコートオールザットジャズアニメイトバイオフミノイマージン

・前走で重賞以外に出走して3着以下だった関東馬
※札幌過去10年[0-0-0-21]
●2011年該当馬→該当なし
○2012年該当馬→ピュアブリーゼモーニングフェイス

2011年残った馬→アヴェンチュラコスモネモシンアニメイトバイオブロードストリートレディアルバローザアスカトップレディデルマドゥルガーブライティアパルスアプリコットフィズカウアイレーンサンテミリオン

【2011年結果】
1着:アヴェンチュラ(○)
2着:コスモネモシン(○)
3着:アニメイトバイオ(○)

2012年残った馬→コスモネモシンアイムユアーズレジェンドブルーミッドサマーフェアシースナイプ

2012年下半期[星取り表]:●●●○

須田:先週のアイビスSDが7番人気パドトロワ、5番人気エーシンダックマンで決まって、ようやく白星! ハクサンムーンが3着に残してくれれば万々歳だったんですけどね。

井崎:休養明けとはいえ、エーシンヴァーゴウは4番人気なら残してもよかったよなあ。でも悔しさより、ようやく片目が明いてホッとした気持ちのほうが強いよ。

須田:そりゃそうですよ。井崎センセイを精神的に追い込むために始めたものの、延々と黒星が並んだら並んだで、やっぱりカッコ悪いですし。

井崎「精神的に追い込むために」とかサラッと言えちゃう須田クンも、ある意味すごいよね……。さて、今週はクイーンSなんだけど、開催時期が変わってるだろ?

須田:ですねえ。「今週はクイーンS」なんて言われると、なんかもうすぐ秋到来って感じですけど……実際はまだ7月中で、クソ暑いという(笑)。

井崎:札幌開催をやっているという時点で、けっこう違和感はあるけどな(笑)。それに、レースの傾向や性格も変わってきそうで、ちょっと怖いんだよなあ。

須田:お、当たった直後だというのに珍しく弱気ですね。それに、消去ネタの数こそ少ないですが、5頭にまで絞り込めてるじゃないですか?

井崎:でもさ、昨年までの「秋競馬へのトライアル」的な位置付けから、いわばマーメイドS的なものに変わってる気がするんだよ。出走馬を見ても、なんとなくそんな印象。

須田:センセイの言いたいことはわかりますが、昨年の2着馬と3着馬がそろって出走しているワケですからね。そこまで気にして、弱気にならなくてもいいんじゃないかと。

井崎:ま、レース前からこんなこと気にしてても、結果はあんまり変わらないんだけどな(笑)。ちなみに、最初のネタで消したレインボーダリアが、けっこう怖かったりする。

須田:確かに前走、準オープンとはいえ強い内容でしたからねえ。洋芝適性が高いのは間違いない上に、今年は相手関係も手薄。取捨が難しい1頭ではありますよね。

井崎:ただ、例年だと「前走函館→今回札幌」というローテの馬って、あんまり来ないんだよ。近年だと、昨年勝ったアヴェンチュラくらいじゃないか?

須田:あとは04年2着のエルノヴァもいますが、信頼度が低めの臨戦過程であるとは言えますね。最初のネタにもありますが、詰めて使ってきた馬は確かにイマイチですし。

井崎:で、ここさえ消しちゃえば、オールザットジャズアニメイトバイオフミノイマージンも消してるから、ソコソコの配当は期待できるはず。だから、やっぱり消し!

須田:予想でも何でもなく、ただの願望じゃないですか、それ(笑)。

井崎:そうとも言う(笑)。じゃあついでに、レジェンドブルーシースナイプの激走も願望に含めておこう。それなら、トリガミにも絶対ならないだろうし!

須田:……なんとなく「相手がヌケてハズレ」というオチが待っている気がします。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

14

1点 1400円

複勝

14

1点 3000円

馬連

12

-

14

1点 200円

馬連流し

14

相手

9

13

2通り 各500円

馬連流し

14

相手

2

6

8

3通り 各300円

3連複軸1頭流し

14

相手

2

6

8

9

13

10通り 各200円

3連複軸1頭流し

14

相手

2

6

8

9

12

13

15通り 各100円

井内利彰の見解

 調教の強さや本数で種類区別する調教タイプでは、標準少めトラックや軽目トラックといった本数の少ない調教タイプでも馬券圏内に入ってくるのがクイーンS。牝馬限定重賞ということで、さほど調教を課していなくても好走できるという結果が出ています。

 ただ人気薄の好走馬には調教の共通点があります。それが「最終追い切りが函館W」というもの。昨年も10番人気コスモネモシンが2着したように、2005年以降の最終追い切り函館Wの成績は[2-5-1-16]で単勝回収率260%、複勝回収率160%と、他の調教場所を圧倒する回収率を残しています。

 この理由は「小回りへ対応する調教」。スタートして1コーナーまでの入りが短く、コーナー4つを無難にこなし、直線に向いて再加速するというコース形状。これに対応するため、小回りな函館Wで追い切られていることが調教適性を上げているということでしょう。

 特に2005年ヘヴンリーロマンス(10番人気2着)や2009年ピエナビーナス(11番人気1着)のように、強め以上に単走で追われて、速い5F時計をマークするという函館Wでの最終追い切りの内容が激走調教。◎ラブフールは今週の函館Wで一番時計となる5F時計をマーク。にも関わらず、ラスト1Fで止まりすぎるようなことはなく、とにかく函館W追いで激走した前記2頭とそっくりな最終追い切りをこなせました。

 ○レインボーダリアは函館Wで追われて、5F時計もそこそこ。なにより二ノ宮敬宇厩舎の重賞限定勝負調教である併せ先着という項目を満たしました。

 ▲レジェンドブルーは調教VTRを見る限り、絶好調な動きを見せてくれていました。調教タイプも決して悪くないと思いますので、札幌追い切り組ではこの馬を最優先に評価しています。

 あとは函館Wで追われて、角居勝彦厩舎の鉄板スポットでもある△オールザットジャズですが、追い切りの動きがひと息に見えたので、評価を下げています。同じく函館W追いから△フミノイマージン。本数が少なくても好走歴(桜花賞)がある△アイムユアーズ、函館Wで本数多い☆ナムラボルテージは調教内容からは印を打たないわけにはいきません。

1.エリンコート
今回:標準多めトラック
前回:標準坂路主体

2.オールザットジャズ
今回:標準少めトラック
前回:標準多め坂路

3.ピュアブリーゼ
今回:標準少めトラック
前回:標準少め坂路

4.アニメイトバイオ
今回:標準少めトラック
前回:標準トラック

5.コスモネモシン
今回:標準少めトラック
前回:馬ナリ平均トラック

6.フミノイマージン
今回:標準少めトラック
前回:標準トラック主体

7.モーニングフェイス
今回:標準併用
前回:標準坂路

8.アイムユアーズ
今回:標準少めトラック
前回:標準併用

9.レジェンドブルー
今回:標準多めトラック主体
前回:標準少め坂路

10.ミッドサマーフェア
今回:軽目トラック
前回:標準坂路

11.シースナイプ
今回:馬ナリ平均トラック
前回:標準トラック

12.ナムラボルテージ
今回:スパルタトラック
前回:標準トラック

13.レインボーダリア
今回:標準トラック
前回:馬ナリ平均トラック

14.ラブフール
今回:標準トラック
前回:標準坂路主体

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

8

-

9

1点 4000円

馬連

9

-

10

1点 1000円

馬連流し

9

相手

2

13

2通り 各2000円

馬連流し

9

相手

3

11

2通り 各500円

山崎エリカの見解

 クイーンSは先行馬と内枠が活躍するレースです。昨年はパワーポイント指数で能力値上位のコスモネモシン◎予定も、大外14番枠から先行して1コーナーで外へ張られることを嫌って○に狙い下げたら2着という悲しい結末になりました。

 しかし、それは直前の雨の影響で例年よりもペースが厳しくなったこと、コスモネモシンが仕掛けを遅らせてインをなるべくロスなく立ち回った結果です。良馬場なら一昨年前までの先行馬と内枠有利の傾向を踏襲するでしょう。

 また、クイーンSは今年から1回札幌の2週目に繰り下げられましたが、土曜日の最終R・日高特別も大きく出遅れてインを立ち回った5番人気のテイオーケンジャが勝利し、逃げた8番人気のシルクランスロットは3着でしたし、メインR・TVh賞ムーンリットレイクの逃げ切りだったことから、クイーンSも先行馬と内枠を中心に組み立てたいです。

 そこで今回の◎は3走前の但馬Sを逃げ切ったレジェンドブルーとします。次走の大阪ーハンブルクCは休養明け好走の反動、そして次走のマーメイドSアグネスワルツのオーバーペースに巻き込まれて13着大敗を喫しました。(4番手追走から道中でポジションを押し上げた2番人気スマートシルエットはシンガリ負け) 前走で道中息の入らない競馬を強いられたことで今回粘りが増すでしょうから、やや力が足りないのは承知の上で同馬の巻き返しを狙います。

 ○は桜花賞の3着馬アイムユアーズ。また、同馬は次走のオークスでも先行勢では唯一の掲示板入りを果たしました。7番人気のサンキューアスクが後方から5着に流れ込めるような展開だったことを考えれば、上々の内容だったと言えるでしょう。

 ▲は洋芝巧者のるレインボーダリア。特に同馬は時計の速い札幌向きで、昨夏の大倉山特別では上がりの速い流れをレコードで勝利しています。牡馬混合の1600万下を勝ち負けしていることから、能力面もバッチリです。

 高橋学の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

2

5

8

10

13

20通り 各500円

高橋学の見解

「10月中山3歳牝馬限定戦」から「夏札幌3歳以上牝馬限定戦」に変更されたH12年以降の12年間から、■消える馬、□残る馬、をチェックしてみよう。

■不振…3走前に芝重賞戦3着内の好走がなく、前2走ともGIII以下芝良・稍重で0秒6以上敗退馬は[0-0-1-13]。
アニメイトバイオエリンコートレジェンドブルー

■好走歴…前5走内に重賞戦で連対歴がない馬のうち、2か月以上休養馬を除き、前走GIII以下芝良馬場で連対外かつ0秒4以上敗退馬は[0-0-1-22]。
エリンコートシースナイプナムラボルテージモーニングフェイス・ラブフルール・レジェンドブルー

■斤量増…前走非重賞戦連対外かつ0秒4以上敗退で斤量増加馬は[0-0-0-15]。
ナムラボルテージピュアブリーゼモーニングフェイス・ラブフルール

■大敗…前3走内に重賞戦54kg1着or55kg以上連対歴がなく、前走体重±0or体重減で6着以下かつ1秒以上完敗馬は[0-0-0-23]。
フミノイマージンモーニングフェイス

□重賞好走…前3走内(年明け以降に限る)に、1400m以上芝良・稍重の重賞戦、斤量54kg以上で連対があった馬は[5-6-2-21]。好走例が多いのはもっともだが、さらに各馬を精査してみると、

1)前走連対外かつGI戦1秒・GII戦0秒8・GIII以下戦0秒4以上敗退馬は×
2)斤量56kg以上馬は×
3)芝0-1勝or右芝を5回以上走って0-1勝馬は×
4)3歳馬のうち、6戦以上消化して芝0-2勝馬は×
5)着外(4着以下)が10回以上もあった馬は×
以上の5項目をクリアしていた馬は[5-2-0-0]。
今回、この重賞好走項目に合致する馬は4頭いる。

アイムユアーズオールクリア

オールザットジャズは項目1がネック。H23年、同ローテのコスモネモシン(中山牝馬3着→福島牝馬2着→ヴィクトリアM1秒3差11着)の10番人気2着激走があるが、コスモの場合、ヴィクトリアMを1分33秒2で走破。オールザットは1分33秒7で負けすぎの観あり。

□今年のコスモネモシンは項目5がネック。H13年GIIIマーメイドS1着タイキポーラが着外13回で2番人気5着・H14年GIIIマーメイドS1着ヤマカツスズランが着外11回で2番人気14着・H16年GIII福島牝馬S1着オースミコスモが着外15回で1番人気7着・H18年GIII京都牝馬S1着マイネサマンサが着外10回で1番人気8着など人気馬がことごとく敗退。定石「安定感に欠ける人気馬には手を出すな」だ。

□問題は項目1に該当のミッドサマーフェア。前走オークス2秒差は完敗だが、レース中に故障発生(繋靭帯炎)してのものだけに例外視できるか。

 三田明太の予想

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予想印
14ラブフール(10人気)
5コスモネモシン(6人気)
13レインボーダリア(3人気)
11シースナイプ(7人気)
2オールザットジャズ(2人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

14

1点 5800円

3連複フォーメーション
1着

14

2着

2

5

11

13

14

相手

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

42通り 各100円

三田明太の見解

 明確な逃げ馬がレジェンドブルーだけで、スロー必至のメンバー構成に映るが、コーナー4つの牝馬重賞で、開幕2週目の高速馬場という舞台設定を考えると、逆に中盤が緩まないタイトな展開になると決め打ちしてみたい。

 本命はラブフール。指数動向からスローの上がり勝負より、ペースの上下差が小さい淀みないペース向きは明らかで、中盤が流れた3走前の福島牝馬Sでは、6着ながら勝ち馬を凌ぐ「106」をマークしているのは見逃せない。続く2走前の準OPで2着に好走しているが、レースの上がり3Fが33.6秒というスローの上がり勝負でキッチリ指数を下げたのが、この馬のキャラを如実に表している。前走の2000m[0-1-1-3]に対し、今回の1800m[4-3-1-4]だけに、変わり身があるなら今回と読む。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

4

-

13

1点 2000円

馬連

4

-

8

1点 2000円

馬連

2

-

4

1点 1500円

馬連

3

-

4

1点 1000円

馬連

4

-

14

1点 1000円

馬連

8

-

13

1点 1500円

馬連

2

-

13

1点 1000円

古澤秀和の見解

2番:マズマズ仕上がっている。
4番:馬体が減っているが細いくらいの方が走るタイプ。馬場も枠順も良い。
8番:24キロほど太くは無いが、幾分余裕残し。
13番:好馬体。上位争い。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

丹下日出夫の見解

【上位拮抗】アイムユアーズ桜花賞3着、オークスが4着。古馬牝馬と相対しても、素質は一歩も引かない。特に本年のオークスは、従来の記録を一気に1秒7も更新する、翌週のダービーより0秒2速い2分23秒6のレコード決着。1000m通過59秒1-2000m通過が2分フラットというタフな平均ラップを、直線入り口で一旦先頭。勝ち馬の容赦のない末脚に屈したとはいえ、明らかに長い2400mを、2着馬とわずか0秒1差に踏ん張った。
ちなみに、オークスとダービーの道中のラップを比較してみると、
オークス ジェンティルドンナ・2分23秒6
(1000m)(1600m)(2000m)
・59秒1-1分35秒7-2分0秒0
(上がり3F・12秒1-11秒8-11秒8)
◆ダービー ディープブリランテ・2分23秒8
(1000m)(1600m)(2000m)
・59秒1-1分35秒4-1分59秒4
(上がり3F・11秒7-12秒0-12秒4)

オークスもダービーも、前半1000mは59秒1のミドルラップ。ペースや馬場差を考慮すれば、どちらが上云々を、軽々には断じきれないように思うが、オークス史上屈指のタフなレコード決着を、ただ4番手追走から一旦は先頭(2着とは0秒1差圏内)。アイムユアーズのレース内容は、少なくともエリンコートピュアブリーゼの前年のオークスよりも、どう見ても中身が濃い。距離はベストの1800m、斤量は52キロ。歴代屈指のオークス4着の記録をもってすれば古馬撃破も十分。
相手も3歳馬ミッドサマーフェア。そのポテンシャルにこだわってみたい。三走前の君子蘭賞の1分49秒7は、同日に行われたGIIIの毎日杯と、わずか0秒1差のHレベル決着だったが、その内訳は、

君子蘭賞 ミッドサマーフェア・1分49秒7(重)
(1000m通過・59秒3) 上がり3F・12秒8-11秒7-13秒3
※レースの上がり37秒8-勝ち馬の上がり36秒2

毎日杯 ヒストリカル・1分49秒6(重)
(1000m通過・1分1秒3) 上がり3F・12秒0-11秒3-12秒7
※レースの上がり・36秒0-勝ち馬の上がり35秒4

前半のラップが2秒も異なる、ハイペースとスローのちがいはあるものの、君子蘭賞のマイル通過は1分36秒4。同日の古馬1000万の、芝マイルの勝ち時計は1分37秒5。通過ラップもタフで精密。レースの質そのものは、明らかに君子蘭賞が上だった。次走のフローラSは、1000m通過が1分2秒1という、典型的なスローの上がり勝負。ラスト3Fのレースラップは11秒4-11秒2-11秒5(3Fは34秒1)だったが、抜け出すと遊ぶ余裕で、レースの上がりを0秒6も上回る33秒4の瞬発力を披露。アイムを超える、時計的意味を保持している。
迎え撃つ古馬の大将格はフミノイマージンヴィクトリアマイルは、キツめのローテーションと、無理めの距離設定の影響か(間に1400mも使った)。馬体が細化しテンションが上がり、スタートで出遅れ。まったく競馬にならなかったが、ベストは1800-2000m。57キロは、決して好材料とは言えないものの、56キロを背負い愛知杯勝ち。そもそも、フミノイマージンの起点は、3歳夏の札幌・2分0秒3という、藤田とのコンビで勝ち取った1000万勝ちが出発点だった。
オールザットジャズヴィクトリアマイルも、GIという舞台で、ひとつとして無駄やロスが許されない上がり馬が、スタートで後手を踏み、「構える競馬」をしては、お話にならない。ただ、福島牝馬Sは、小回り福島で、1000m通過が58秒2-マイル通過が1分34秒4という、もっとも能力の在り処がわかりやすい平均ラップを、好位の5-6番手から勝ちに行き、最後の2Fは11秒5-11秒7でネジ伏せる圧勝。あの競馬を、今一度思い出せば、巻き返しもあるのではないか。コスモネモシンは昨年のクイーンSの2着馬。レインボーダリアは当コースのレコードホルダーだ。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

13

相手

8

11

2通り 各2000円

馬連流し

13

相手

2

5

9

12

14

5通り 各1200円

須田鷹雄の見解

 外枠に入ったのは正直痛いが、◎レインボーダリアから入る。クイーンSは先行タイプが強く、またクラスの壁が無いというか、前走準オープン組(負けてきた馬も含む)でも平気で馬券に絡んでくるレースである。

 ある意味牝馬重賞らしいといえば牝馬重賞らしいし、そういうレースでわざわざ前走重賞好走馬から入る必要はない。3歳馬が強いレースなので▲アイムユアーズから入る本命党がいてもそれを否定するものではないが、妙味があるのは◎の方だ。

 レインボーダリアといえば、典型的な洋芝巧者であり夏巧者。あまりに分かりやすい存在ゆえ土曜15時30分時点で4番人気に推されてはいるが、1番人気相手の馬連にならない限り、連勝系の配当妙味はある。最初のコーナーまでに2から3番手に取り付ければ、勝ち切る可能性も出てくる。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

2

5

6

11

12通り 各400円

3連単BOX

2

5

6

11

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

攻めの予想 netkeibaローカル本紙の予想

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netkeibaローカル本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

2

5

6

10

13

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

2

相手

5

6

10

13

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

10

相手

2

5

6

13

24通り 各100円

netkeibaローカル本紙の見解

【伏兵注意】アイムユアーズは斤量有利で古馬相手でも勝機あり。オールザットジャズはこの距離の連対率100%で逆転が十分可能だろう。ミッドサマーフェアは斤量差をいかせば一発が十分。コスモネモシンは立ち回り次第で上位争いに加われる。レインボーダリアは札幌得意で重賞でも上位争いに加われそう。実績上位のフミノイマージンも好勝負の可能性がありそうだ。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

2

5

6

10

13

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

8

相手

2

5

6

10

13

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎アイムユアーズは「ファルブラヴ×エルコンドルパサー」という組み合わせで、近親にエアグルーヴルーラーシップなど多数の活躍馬がいる名牝系に属している。フェアリーキング=サドラーズウェルズ2×4(あるいはファルブラヴサドラーズギャル1×3)は力強く、高速馬場はもちろん洋芝にも対応できる。大崩れしない粘りは高く評価でき、8戦して馬券圏内を外したのは4着に敗れたオークスだけ。オークスは適正距離よりも若干長く、しかも前潰れの展開のなか好位追走から4着に粘る好内容だった。好位に付けられる器用さ、52キロの軽斤量、臨戦過程の順調さ、馬体の成長ぶり。ここで崩れることは考えづらい。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

2

5

8

2着

2

3

5

6

8

10

13

相手

2

3

5

6

8

10

13

90通り 各100円

奥田隆一郎の見解

 ◎オールザットジャズは、3走前に直結コース中山芝1800mの中山牝馬Sを人気薄で連対、2走前に直結コースの福島牝馬Sを勝利した。距離1800mは得意で7戦7連対、連を外したことがない。2、3走前を見てわかるとおり、小回りコースも得意なので勝ち負けになる。

 ○アイムユアーズは、直結コースの阪神マイルで阪神JF2着と桜花賞3着の実績を持ち、直結コースのG1レースにて2度馬券になっている。3歳馬で斤量52キロの出走となるのも有利。クイーンSは、昨年と一昨年に3歳馬が勝利しており、古馬に比べて斤量4キロ減の恩恵は大きい。

 ▲コスモネモシンは、昨年のクイーンSを人気薄で連対した。また、前走は直結コース福島芝1800mの福島牝馬Sを連対。この馬も距離1800mで激走が多く、距離実績は2000mの6戦0連対に対して、距離1800mは11戦7連対と好成績を収めている。

厳選予想 ウマい馬券