1年間開催がなかった影響か、土曜の結果を見る限り、最終週でも例年のような外差し馬場になっていない福島・芝。明確な逃げ馬がいるだけに、スタミナ指向の差し馬を狙いたいが、それでもスピード面の保証は欲しい。

　本命はスペシャルハート。前走で14着に大敗しているが、デビューから1回もハナを譲っていないエーシンダックマン相手に、極悪馬場にも関わらず競り掛けた時点でアウト。最高指数｢110｣を1400mでマークしていて、2走前に1200mで控える競馬も経験済み。指数的に平坦向きと判断できるだけに、変われる要素は多い。

【力量互角】ブルーミンバーに、再度注目。前回の春雷Sでも述べたが、元々、スンナリ先手が条件。二走前は発馬で後手、前回も一旦顔をのぞかせかけたが、回りをグルりと囲まれるプレッシャー。56キロも多少影響したが、今回は平坦の福島。変に小細工をせず、スピードに乗り切れば、ゴール前まで一気に押し切れる。テイエムオオタカ、パドトロワの実力逃げ馬二騎を本線としたが、互いが乱ペースを演出して、共倒れの危険性もあり。ダンスファンタジアの大駈け。スギノエンデバー、アポロフェニックス以下、連下は手広く丁寧に。

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【軸不動】パドトロワは前走案外も、叩き2走目ならスピードがいきるとみて中心に指名。スギノエンデバーは善戦タイプで引き続き首位争いが可能だろう。ドリームバレンチノも力量互角で単穴に評価。短距離に戻るテイエムオオタカにも注意したい。ブルーミンバーは調教上々で前進が十分。ケイアイアストンも流れ次第で食い込みがある。