【地力アップ】コウユータイセイは、二走前の甲武特別を2分11秒4で2着。1000m通過が58秒8-2000m通過・1分59秒1という、500万条件とすればスペシャル級の、タフな競馬に恵まれての2着強襲ともいえるが、地力で動いても、勝ち負けの実力を備えてきた。とはいえ、新潟の2400mは先行勢有利の内回り(ジリ脚のそろう、最下級条件ならなおさら)。バンスタンウォルツの前残り。マイネルイグアスも、本命馬と末脚は同レベル。惑星は、3歳馬フレージャパン。

　500万条件で新潟芝2400mというと、正直なところスピードもキレ味も不足したメンバーが集まるところ。前向きな意味でここが合うというよりは、他の条件が合わない、という消極的な番組選択になっている馬も多いように見える。あくまで勝手な推測だが。

　今回もこのコースで好走歴のある馬はいるが、このコースなら安定しているという馬がいるわけではない。位置取りや流れで結果が大きく変わってしまう馬たちの集まりであり、ということは人気が下降局面の馬を狙ったほうがいいということでもある。

　◎はエイダイポイント。このコースでは6番人気や8番人気で連対している一方、1番人気を2回裏切っている。前走が後方から差を詰めただけの内容だったので、今回は人気落ちするはず。こういうタイミングで買わなければならない馬だし、今回は逃げ先行馬が多いので勝手に前が崩れてきてくれる形も期待できる。

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【上位拮抗】ショウナンバーズはこの距離なら主導権が取れるとみて中心に指名。差し脚鋭いコウユータイセイを対抗に取る。バンスタンウォルツも流れひとつでチャンスがありそう。フレージャパンも実力発揮なら勝機あり。マイネルイグアスは前走の反動が心配だが、流れ込みには注意しておきたい。長距離戦で善戦しているフェニックスソードが穴。