グレード制開始のS59年以降から、■消える馬・□残る馬をチェックしてみよう。なお、H7年は降雪の影響でダート変更・H15年は中山で実施されていた点に注意。
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アドマイヤロイヤル……前走ダート戦使用馬は、ダートのH7年を除き[0-0-0-22]。S62年、前走ダート1400mオープン
平安Sで5着の
セントシーザーが伏兵4番人気に支持されるも5着。
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ガルボ……芝のレース(H7年ダート戦除く)を15回以上走って0から2勝馬は、前3走内に芝重賞戦0.2秒差内好走、芝オープン戦1着ある馬を除き[0-0-1-12]。
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キングストリート……前走芝の重賞戦で連対歴のなかった6か月以上の長期休養馬は、時計がかかる重・不良馬場で行われた年(S59年重1分37秒6、H14年不良1分37秒7、H21年不良1分36秒9)を除き[0-0-0-22]。9か月半ぶりの実戦でスピード勝負は厳しい。
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ゴールスキー……前走非重賞戦58キロ以下で着外(4着以下)かつ0.8秒以上敗退の斤量55キロ以上馬は[0-0-0-35]。一昨年のG1
マイルCSで0.0秒差3着の底力は侮れないが、前走落鉄の影響があったにしても1.0秒差は負けすぎか。
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スマイルジャック……前3走内(前年9月以降に限る)にG1戦5着内・G2戦3着内・G3戦連対または前走オープン戦連対歴のなかった斤量57キロ以上の6歳以上馬は[0-0-0-19]。
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セイカアレグロ……前2走とも1400から2000mのG3以下戦、斤量57キロ以下で0.6秒以上の敗退続き馬は[0-0-0-58]。
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フミノイマージン……前3走内に準オープン以上の牡牝混合戦で3着内好走歴のない牝馬(牝馬限定のG1エ女王杯・
秋華賞3着内好走馬を除く)は[0-0-0-29]。昨年、前3走「G3
クイーンS3着→牝馬限定準オープン戦5着→牝馬限定オープン戦1馬身半差1着」の
カウアイレーンが、斤量54キロと上昇度を買われて伏兵視(単勝16.9倍)されていたが9着。
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ブリッツェン……2走前に連対歴がなく、前走G3以下戦・58キロ以下で0.6秒以上敗退のうえに斤量減がなかった6歳以上馬は、2か月以上休養馬を除き[0-0-0-34]。
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フレールジャック……芝のレース4勝以下の馬で、1600mで連対歴のない(未経験除く)実績不足の馬は[0-0-1-35]。
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マイネルラクリマ……前3走ともG3以下戦を使用していた馬のうち、左回りの芝(H7年ダート・H15年中山を除く)を5回以上走って0から1勝かつ1600m戦0から1勝の斤量55キロ以上馬は、斤量が前走比2キロ以上の軽減馬を除き[0-0-0-16]。
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ミッキードリーム……1600m戦を経験して3着内好走歴のなかった馬は、芝の重賞戦3勝以上の実績馬を除き[0-0-0-24]。H12年、重賞戦2勝ある
ロサードが2番人気に支持されるも1600m戦[0-0-0-4]で8着。
□◎
ダノンシャーク……2か月以上の休養馬を除き、前走芝良・稍重の重賞戦で1から3着好走馬は[2-1-1-26]。このうち、
(a)2走前に着外(4着以下)がある馬は×
(b)前走1200m以下の短距離戦使用馬は×
(c)前走斤量53キロ以下軽量1から3着で2キロ以上増加や斤量58キロ以上馬は×
(d)1600mを5回以上走って0勝or連対0から2回馬は×
(e)左回りの芝(H7年は左ダート・H15年は右芝)を6回以上走って0から1勝馬は×
以上のマイナス5項目をクリアしていた馬は[2-1-1-0]。
□○
コスモセンサー。2か月以上の休養馬を除き、前走芝良・稍重のオープン戦1着馬は[4-5-2-10]。このうち、
(a)前年12月以降に3戦以上消化の牝馬は×
(b)斤量が前走比2キロ以上増加馬は×
(c)前3走内にG3以下戦・斤量54キロ以下で0.2秒以上敗退のあった斤量56キロ以上馬は×
(d)2走前にG3以下の1600m戦で0.6秒以上敗退馬は×
(e)前3走内に1600m以下のオープン戦で連対を外したことがある前走1馬身以下辛勝馬は×
以上のマイナス5項目をクリアしていた馬は[4-5-0-0]。東京芝[0-0-1-5]の分、対抗に。
□▲
アスカクリチャン。1600mを10回以上走って連対率が5割以上あった距離適性馬は[3-2-2-19]。このうち、
(a)前2走内に1600m戦で10着以下大敗がある馬や前走G3以下戦56キロ以下で0.4秒以上敗退ある馬は×
(b)前3走内に条件戦敗退が2回以上or前4走内に条件戦10着以下大敗がある馬は×
(c)2か月以上休養馬は×
(d)1600m5勝以下かつ左回りの芝(H7年は左ダート・H15年は右芝)0から1勝は×
(e)当日10キロ以上の体重増加馬は×
以上のマイナス5項目をクリアしていた馬は[3-2-0-0]。
アスカの1600m連対率は.538で、2走前の準オープン戦V時、2着がG1
朝日杯FS0.2秒差5着馬・3着がG1
オークス0.3秒差3着馬でレベルは申し分なし。前走案外も得意の左回りに戻って再度浮上。
□△
サダムパテック。4歳馬は18頭が連対し、うち13頭がG1戦で0.8秒差内走破歴を持っていた。朝日杯0.2秒差4着・
皐月賞0.5秒差2着あり、手替わりで反撃十分。
□△
ヒットジャポット。1600m戦を6回以上走って着外(4着以下)が0から2回と安定した距離適性がある馬は[3-6-2-21]。このうち、
(a)1600m戦0から3勝かつ連対が3回までの馬は×
(b)前走2000m以上戦使用馬は×
(c)前走55キロ以下で連対外の6歳以上馬は×
以上のマイナス3項目クリア馬は[3-6-0-7]で、連対率.563。穴に一考の余地あり。