G2別定戦→G1定量戦に変更されたH9年以降(H15年は中山1800m)から「消える馬」「残る馬」をあぶりだしてみよう。拙著『消去法
シークレットファイル』(白夜書房)で絞り出された馬は2頭。それらを再チェックしてみる。
◎
トランセンド
前3走内(前年10月以降に限る)にG1戦で連対歴があった馬は[8-6-6-32]。このうち、
(a)高齢馬のうち、6歳馬で前走敗退、もしくはVも着差が1馬身差以下or7歳以上馬は×
(b)前走G1戦0.6秒、G2戦0.4秒、G3以下戦0.2秒以上敗退or前3走内に10着以下大敗がある馬は×
(c)左ダート(H15年は右ダート)3勝以下かつ左ダート着外3回以上ある馬orダート戦4勝以下馬は×
(d)前走1600m未満の短距離使用馬or2200m以上使用馬は×
(e)東京ダート(H15年は中山ダート)を2回以上走って連対なしor5回以上走ってゼロ勝馬は×
以上のマイナスポイント5項目をクリアしていた馬は[8-1-0-0]。
また、前年秋の1600mG1南部杯V馬は[4-2-0-2]で、このうち、左回りのダート戦での連対率が7割以上馬は[4-0-0-0]。
トランセンドの左ダート連対率は.750。
○
ワンダーアキュート
ダート戦を20回以上走って、その連対率が5割以上の馬は[1-5-4-33]。このうち、
(a)1600m戦を3回以上走ってゼロ勝or前4走内(前年10月以降に限る)に1600m以上のダート重賞戦で連対歴がない馬は×
(b)6歳以上で前走敗退、もしくはVも1馬身差以下のうえに斤量増加馬or6歳以上で前走ハナ・アタマ・クビ差の辛勝馬は激戦の反動懸念で×
(c)前走G3以下戦で0.4秒以上敗退or前3走内に10着以下大敗がある馬は×
(d)左ダート(H15年は右ダート)2勝以下or東京ダート(H15年は中山ダート)を2回以上走って連対ゼロ馬は×
(e)前走1600m未満使用or2200m以上使用馬は×
(f)前2走内に9頭立て以下の少頭数戦で敗退ある馬は×
(g)キャリア25戦以上で、前3走内(前年10月以降に限る)にG1・G2戦で連対歴がなく、前走G3以下戦敗退馬は上積み薄で×。以上のマイナスポイント7項目をクリアしていた馬は[1-5-1-0]。