過去30年から「消える馬」「残る馬」をチェックしてみよう。なお、S59年はダート変更で1800m戦、H8、14年は東京で行われた点に注意。また、
グレード制開始以前の重賞G1級・G2級・G3級はそれぞれG1・G2・G3に組み入れてデータ集計しています。
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アブソリュート……7歳以上で斤量減がなかった馬のうち、前3走ともG2以下のレースを使用して連対歴のなかった馬は[0-0-0-35]。また、前2走ともG2以下のレース、斤量58キロ以下で0.6秒以上敗退の7歳以上馬は[0-0-0-28]。
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サンテミリオン……前3走内に10着以下大敗がある牝馬は、前走重賞戦連対馬を除き[0-0-0-15]。また、3走前に重賞戦で3着内の好走歴がなく、前2走とも着順掲示板を外す6着以下だった馬のうち、前走G1
有馬記念以外の1800m以上芝のレース、斤量57キロ以下で10着以下大敗馬は[0-0-0-30]。
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ツクバホクトオー……3か月以上の休養馬を除き、前走G3以下のレースで10キロ以上の体重増減があり0.5秒以上敗退は[0-0-0-16]。また、ダート変更で行われたS59年を除き、前走非重賞戦敗退馬は[0-0-2-45]。
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トーセンレーヴ……2か月以上休養馬のうち、休養前のレースG1戦で5着以内あるいは0.8秒差内、またはG2戦で3着内あるいは0.4秒差内好走のなかった馬は[0-0-0-43]。S62年、ダービー6着・前走OP戦1着の4歳
マウントニゾンが3か月ぶりの出走も斤量増で6着に負けている。
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ネヴァブション……前3走内に重賞戦で連対歴がなく、前走G2以下の3000m未満芝のレース良、稍重で1秒以上敗退馬は[0-0-1-41]。また、8歳以上の超高齢馬は[0-3-4-21]と未勝利ながらも健闘の部類に入るが、キャリア40戦以上の8歳以上馬は[0-0-2-14]と息切れ状態。9歳馬ネヴァは今回で42戦目、実績あるも3着が精一杯か。
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ヒカルカザブエ……前走非重賞戦敗退の4勝以下馬は[0-0-0-26]。また、カザブエは9か月ぶりの実戦となるが、前走G1戦連対馬を除く6か月以上長期休養馬は[0-0-1-27]。
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ミステリアスライト……前走G3
金杯で斤量57キロ以下かつ4番人気以下かつ6着以下の7勝未満馬は[0-0-0-27]。また、右芝(ダートのS59年、東京のH8・14年除く)を6回以上走って連対0-2回馬は、前走G1戦0.8秒内・G2戦0.6秒内・G3戦0.4秒内好走馬を除き[0-0-4-33]で、このうち、右芝8回以上走って0-1勝かつ2着0-1回馬は[0-0-0-14]。
ミステリアスは右芝[1-1-1-6]。
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リッツィースター……キャリア20戦以上馬で、前2走とも条件戦を使用して、前走敗退もしくはVも1馬身差未満の辛勝は[0-0-0-14]。
リッツィーは前走条件戦ハナ差辛勝馬。
■狙い
◎は
ルーラーシップ。3か月以上の休養馬を除き、前走G1
天皇賞・秋or
ジャパンカップor
有馬記念で5着以内だった牡馬は[10-2-1-7]。このうち、
(a)7歳以上かつ斤量58キロ以上馬は×
(b)芝の連対率が3割未満馬は×
(c)前3走内に中距離2000から2200m戦で6着以下かつ0.8秒差以上の敗退歴があった馬は×
以上のマイナス3項目をクリアしていた馬は[10-0-0-0]。
○は
ナカヤマナイト。前走芝のOP戦連対馬は[0-0-3-8]と連対例はないが、この11頭は前走勝っても着差が2馬身差未満の馬ばかり。
ナカヤマは前走OP戦2馬身1/2差V、ダービーから体重が20キロ以上増加での快勝と成長著しく、上昇度を買う。
▲は
ゲシュタルト。芝のレースを15回以上走って0-2勝馬は[0-0-3-17]と連対例はないが、この20頭はすべて前走G3以上戦で連対のなかった馬ばかり。
ゲシュタルトは前走G3
中日新聞杯2着。3か月以上の休養馬を除き、前走芝1800-2500mの重賞戦、斤量56キロ以上で連対をはたしていた馬は[5-2-3-3]。このうち
(a)前3走内に中距離2000-2200mの芝良・稍重で10着以下の大敗歴があった馬は×
(b)当レースで斤量が60キロ以上の酷量馬は×
(c)前年11月以降にOP以下戦で着外(4着以下)があった馬は×
(d)右回りの芝(S59年ダート時除く・東京開催時は左芝)ゼロ勝馬は×
以上のマイナス4項目をクリアしていた馬は[5-2-0-0]。
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ネヴァブション。