【伏兵多し】
パララサルーは、中山のマイルを目下二連勝。やや重という馬場コンディションだけに、走破タイムや上がりラップで確たる能力指数を示せない弱みはあるものの、追い込みの利きにくい条件下、しかも外を回して急坂を一気。良馬場に換算すれば、34秒ソコソコの強烈な末脚を前回の
菜の花賞でも繰り出している。前走後は短期放牧でリフレッシュ。
桜花賞の権利取りに向けローテーションを図り、精緻な調教を積み重ねてきた。
アネモネSを手土産に、いざ
桜花賞へ西下。
トーセンベニザクラとの追い比べが第一本線。阪神JFはガス欠に終わったものの、
フェアリーS制覇で、関東牝馬勢のトップグループに再浮上。短期放牧で状態も
リセットがなされた。
チェリーメドゥーサは、大外16番枠とスローが重なり、
フェアリーSは追い込み届かずの5着。しかし、中山の急坂を33秒9という出色のラップで登板。立ち回り一つで一角崩し圏内。
エクセラントカーヴは、デビュー二戦めでG?の
クイーンCを3着に好走。キャリアや気性をおもんばかり、前回は大事に乗ったなという印象をもったが、それだけにまだ前進の余地を残している。
タガノキャンドルも、520キロはあるかという巨漢牝馬。レースを重ね、理想とする
シルエットと脚の使い方どころを手にしてきた。阪神JFのように末脚勝負に徹すれば、
ガーネットチャームも大駈け十分。