【上位拮抗】ロードシュプリームは前走勝ちの内容が良好。使われつつ上昇も伺え好勝負必至とみる。セキショウも逃げて突き放した前走が優秀。2走前に◎に敗退も力差は感じない。新潟2歳S痛恨の出遅れで参考外のトーセンレディも巻き返してくるはず。ミヤジタイガはレースセンス良好。トラスティーは芝替わりカギも能力非凡。コスモハヤブサもさらなる良化が伺える。

【チョイ荒れ】新潟2歳S当日は、当地に遠征。パドックの最前列に陣取り、各馬をじっくり眺めさせてもらったが、予想上で対抗を打ったトーセンレディのデキの良さ。歩様の力強さ、現時点での完成度は、メンバー中一番ではないかと、単勝も少し追加したところ、あれまぁ。痛恨の出遅れ。直線、差を詰めるだけの9着に終わったが、新潟より明らかにタフな、東京の1800mを11秒7-11秒4-11秒8というレースラップで(自身の上がりは34秒6)、牡馬を一蹴した実力を、改めて問いたい。逆転があれば、ロードシュプリーム。前走の走破タイムは1分34秒9。同日の古馬500万の1分34秒4、新潟2歳Sの勝者ザラストロの未勝利勝ち上がり時計が1分35秒8だったことを思えば、実は影の2歳S勝者?崩れるとすれば距離だろうが、割って入ればセキショウ。前半1000mを1分1秒2で行って、上がり3F・11秒3-10秒6-11秒8。惑星のコスモハヤブサより、ペースも上がりも上だ。

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　◎ロードシュプリームは「ロードアルティマ×デインヒル」という組み合わせ。父ロードアルティマは名種牡馬ゴーンウェストの4分の3弟という良血で、現役時代は重賞実績こそないものの12戦6勝という好成績を残した。JRAに登録されている産駒はわずか3頭だが、本馬を含めてすでに2頭が勝ち上がり、残る1頭も初戦4着だったのでじきに勝ち上がりそうない勢いだ。種牡馬としてのポテンシャルはきわめて高い。本馬は全体的に硬質な血で構成されているので、セクレタリアト≒ミルリーフ3×4が生じるのは好ましく、父に足りないヨーロッパ的な底力は、母が持つリボー4×5で補っている。“母の父デインヒル”でバックパサーをクロスさせた配合は、「ガリレオ×デインヒル」のニックスを連想させるので好感が持てる。前走の内容は濃く、1ハロンの距離延長と中山替わりは血統的に問題ない。開幕週のスピード勝負も望むところだ。