【上位拮抗】
セイカフォルテの今夏の充実振りには目を見張る。新潟コースとは元々相性はいいが、前二戦の上がりはともに36秒台。特に前走の
両津湾特別は、ラスト2ハロンを11秒9―12秒2の快ラップで後続を1秒1の大差に封じ込めている。3歳時は1200-1400mの差し馬というイメージが強かったが、あけて4歳、1800ダートを3勝。馬体重も自己最高の454キロに増加。切れ味とスタミナの両方を兼備する、中距離型に
バージョンアップを果たした。昇級、中山の坂も一気呵成に乗り切る。
ドレミファドンは、別定重量の57キロで現級勝ちのある実力馬。57・5キロのハンデも想定内だろう。前回の灘Sは行き脚がついたところで他馬に前をカットされ5着に終わったが、1分50秒を切る高速ダートも合わなかった。走りなれた関東圏の良馬場の
パワー勝負なら巻き返し有望。
ディーエスコンドルは北海道シリーズを二連勝、勢いなら負けていない。前二戦はいずれも、4コーナーから自力で動いて他馬をねじ伏せる完勝。◎と同じく、単調な逃げ馬からパワフルな追込み馬へと脱皮した(1700ダート連勝だけに、三番手としたが)。ややレースに注文がつくが、
ヒラボクビジンは牡馬混合の準オープンで連対実績あり。中山1800ダートでは3勝を挙げている。
プレファシオは
KBC杯では馬群を割って2着に入線。混戦の叩き合いになれば怖い一頭。休み明けになるが、
キッズアプローズは、現級でまだ底を見せていない。