【ブリンカー新着】明けて6歳になるサイオンだが、ダートの戦績は〔4323〕。まだ底を見せてはいない。チカラだけで前回の東京1400ダートを2着したが、1800mは2勝。右回りのほうが、勝負どころの反応もビビット。加えて、ブリンカーも装着。前年の勢いを追い風に、満を持して、堀厩舎が西へと遠征。二の筆頭はシルクシュナイダー。3歳春はヒヤシンスS2着、いぶき賞3着と、将来を嘱望された素質馬。こちらも3~4コーナーにかけ、ひとクセあるタイプだが、岩田も連続騎乗で手の内に入れた。昇級不問。チュウワブロッサムの、瀬波特別・1分50秒5の楽勝を穴に見直し。

　競馬では過去データを振り返るとたいていのケースで逃げ・先行馬の回収率が高くなっている。ただ、コースによってクラスが上がっても先行タイプが強いコースと、クラスが上がるごとに差しタイプが台頭してくるコースがある。

　京都ダート1800mは前者で、クラスに関係なく前に行った馬が有利。もちろんレースによっては差しが届くこともあるが、長いスパンで見れば前へ行く馬から馬券を買ったほうが回収率は良くなる。

　さらにそれと関係があるのだろうが、内枠有利の傾向もあるのがこのコース。極端というほどではないが、勝率・連対率・回収率などどの指標をとっても内有利だ。

　ここは◎チュウワブロッサムから。距離短縮もプラスだろうし、この枠なら腹をくくって前付けしてくれるだろう。

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【波乱含み】シルクシュナイダーの前走は鮮やかな差し切り勝ち。決め手はここでも通用する。サイオンの前走は叩き2走目で一変した。1800mも守備範囲だ。クリュギストは距離延長で巻き返しを図る。ゴッドエンブレムはもう押し利けば。エアペイシェンスを押さえる。キャプテンマジン、メタギャラクシー、エアペイシェンスを押さえる。