2007年以降の過去5年の
京都金杯の1着馬には調教タイプの共通点があります。
2007年
マイネルスケルツィ/馬ナリ平均坂路
2008年
エイシンデピュティ/標準多め坂路
2009年
タマモサポート/標準多め坂路
2010年
ライブコンサート/一杯平均坂路
2011年
シルポート/連闘
2007年から2010年までは見ていただいた通り、調教タイプが坂路。
シルポートは
ファイナルSからの連闘となり、追い切り時計を出さなかったため、坂路ではありませんでしたが、普段は坂路で調教しています。
もちろん年始から勝ち馬にこだわる◎を打ちたいので、調教タイプが「坂路」から選択しますが、それだけでは該当馬が多すぎます。そこで最終追い切りの「坂路4F時計」に注目。年末年始関わらず、最終追い切りとして行われた坂路での時計に共通点があります。
2007年
マイネルスケルツィ/51.3秒
2008年
エイシンデピュティ/52.8秒
2009年
タマモサポート/53.8秒
2010年
ライブコンサート/52.0秒
マイネルスケルツィに関しては美浦坂路での時計ですが、栗東坂路との基準時計差は1秒くらいなので、栗東坂路に換算すると4F52.3秒くらい。つまり4F54.0秒以下の時計で追い切られていることが1着の調教条件となるわけです。
これでフィルターすると残るのは3頭。その中から◎
オースミスパークを選択したのはハナを切ることが可能だろうと思えるくらい、中間の追い切りが好調だということ。最終追い切りは53.9秒と調教条件の
ボーダーラインでしたが、12月30日の追い切りは4F50.5秒。これだけ速い時計を出しながら、ラスト1F12.7秒でまとめたのは時計の掛かる馬場状態だったことを考慮すると満点評価です。前走はトラック調教馬に適性の高い小倉芝2000m。長期休養明け以降、坂路調教馬に転身したので、惨敗は納得。この条件は願ってもない高適性のレースです。
○
ショウリュウムーンは調教タイプが坂路でないため、対抗評価にしましたが、昨年9着時とは違う調教内容での参戦となりました。年末に最終追いを行うのは同じですが、年明け4日にCWで1Fだけ時計を出したのが今回。これによって昨年以上に走ることは間違いありません。
▲
サダムパテックは最終追いの内容、中間の調教、ともに文句ありません。あとは57キロというハンデがどの程度響いてくるか。
最終追いでラスト1Fが物足りなかった△
シルポートは状態が昨年以上ということがなさそうなので評価を落としました。
△
マイネルラクリマ、△
ブリッツェンは長距離輸送にも関わらず標準多めで仕上げてきた陣営の意気込み、そしてこの調教タイプは2着3着には十分入ってくるという過去傾向から評価しました。△
アスカクリチャンと△
ダノンシャークは最終追いがあまりに手加減したので、評価を下げていますが、調教タイプは京都芝1600mには文句ありません。
1.
オセアニアボス
今回:乗込坂路
前回:標準坂路
2.
ヤマカツハクリュウ
今回:一杯平均坂路
前回:標準多め坂路
3.
マヤノライジン
今回:急仕上げ坂路
前回:標準坂路
4.
マイネルラクリマ
今回:標準多めトラック
前回:標準多めトラック主体
5.
アスカクリチャン
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路
6.
オースミスパーク
今回:標準坂路
前回:一杯平均坂路
7.
ダノンシャーク
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路
8.
ブリッツェン
今回:標準多めトラック
前回:標準多め併用
9.
ショウリュウムーン
今回:標準併用
前回:馬ナリ平均併用
10.
サダムパテック
今回:一杯平均坂路
前回:一杯平均坂路
11.
タマモナイスプレイ
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路
12.
ビッグウィーク
今回:標準併用
前回:一杯平均併用
13.
ライブコンサート
今回:標準トラック
前回:標準トラック
14.
ガンダーラ
今回:標準少め坂路主体
前回:標準坂路
15.
シルポート
今回:標準坂路
前回:急仕上げ坂路
16.
アスカトップレディ
今回:乗込坂路
前回:標準多め坂路