【先物買い】走破タイムの1分53秒1だけをみると、果たしてクラシック?に映る、
レッドアーヴィングだが、1000m通過が64秒9のスローの上がり勝負とはいえ、ラスト3Fは12秒4―11秒4―11秒6(自身の上がりは35秒0)。前日の
コスモス賞の
ゴールドシップ・1分53秒6の内訳は、1000m通過が64秒6、上がり3Fのレースラップは12秒4―12秒1―12秒3(
ゴールドシップの上がりは36秒5)。内容は
コスモス賞を上回っている。栗東CW・11秒台のレベルの高い調教タイムにも、能力の片鱗が見え隠れ。まだ確たる能力が見え辛い、今回こそが馬券的にも妙味。まずは
ヒストリカルとの叩き合い。錐で穴を空けるような、新馬戦の末脚に、半兄
カンパニーの面影を感じ取った人も多かったことだろうが、見た目の印象だけではなく、同レースの上がり4Fは12秒1―11秒8―11秒5―11秒9(3Fは35秒2)。4コーナーでは10番手というポジションから逆算すると、推定4F・11秒台を連発。2分2秒0という時計も、秋の京都開催の新馬では、もっとも精度が高い。こうした持久力型の追い込み馬は、前走の
エリカ賞のようにポカもあるけれど、血統さえ確かなら、キャリアを積むごとに頭角を現してくる。一角崩しは
ミルドリーム。新馬戦の新潟で、10秒台のHラップをマーク。二戦目の阪神・1分49秒4・上がり34秒6で、将来のOPを確約(同週の未勝利を快勝した
エタンダールより、ラップの精度も高い)。惑星は
ナリタポセイドン。まだ腰が甘いが、例えば
青葉賞とか。大事に使えば、クラシックに参戦できる。