【切り札はエース】ワールドエースは、阪神の芝1800mを、1分49秒5・上がり34秒5で持ったままの楽勝。能力の絶対指数である、11秒を切るか切らないかの確たるラップこそ見えず、「GI馬」の評価は、先出しジャンケンの感じもあるが、レース内容はほぼパーフェクト。母は独オークス3着、母の兄は欧州のGIマイルシーンで名をはせたマンデュロ。ディープインパクト×ドイツ血統は、今の日本の旬。若駒Sは、ただ1点、数字としてのラップの証しが欲しい。次位の順位付けが難しい5頭立てとなったが、京都2歳S・2分1秒6のエーシングングン。前走・1分34秒3のゼロスの逃げが本線。

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【順当】大物感あふれるワールドエースが連勝を飾る。初戦は余裕たっぷりに抜け出し、着差以上に強い内容だった。オープン挑戦とはいえ、5頭立てでうち4頭が1勝馬。ここで足踏みする器ではないだろう。ヤマニンファラオの新馬戦は直線でしっかりと伸びていた。折り合いが付くので距離も問題なさそう。唯一の2勝馬ゼロスは、先行力を生かして粘り込みを図る。