【上位拮抗】3歳春当時から、終いだけはキッチリ脚を伸ばし、1000万に入っても、常に最速の上がりをマークしていたデスペラードだが、距離延長で大化け。上がり35秒5という、自己最高のパフォーマンスで、後続を0秒6とチギる圧勝。勢いに乗る手だ。昨年、同じように1900ダートで化けたマストハブ。コルポディヴェントは、2歳春の評価はデスペラードより上の、潜在的OP馬。タガノジンガロも、準OPなら力量互角。

　2008年に設定された京都ダート1900m。1800mよりも100m伸びたのだから、コーナーへの入りが緩くなり逃げ馬有利……かというとそうでもない。通常だと多い逃げ馬の作る単穴が少なく、2から3番手に控える馬のほうが勝率も単勝回収率も良い。

　ただ、逃げ馬が弱いのと差し・追込が強いのとは別。今年に入ってからはデスペラードの豪快な追い込みやテーオーダンシングの差し大穴などが目立つが、基本的には前にいたほうが有利なコースだ。

　もうひとつ、このコースの特徴は堅めということ。これまで58レースが行われているが、全馬を均等買いした場合の回収率は単55％・複65％。あまり無茶はできない条件だ。

　◎はサンライズモール。現級勝ちもあり、今回はルメール乗り替わり。勝ち味に遅いところはある馬だが、3連単をアタマ付け＋○▲相手だけ馬連も。

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【軸不動】サンライズモールの前走はトップハンデの58キロを背負っての2着。現級勝ち馬で、定量の57キロならV最有力だ。地力あるタガノジンガロは叩き2走目&定量戦で巻き返す。デスペラードは前走の勝ちっぷりなら、昇級でも侮れない。同舞台で現級勝ちのあるマストハブは、叩き2走目で前進する。ナリタシルクロード、ミダースタッチ、コルポディヴェントを押さえる。