【通過点】
ロードカナロアは、次代のス
プリント界を背負って立つ、明け4歳のホープ。1200m戦は、5戦5勝と負け知らず。3歳時は持てる天性のスピードに任せ一気に走り切っていたが、二走前の
京洛Sは外め14番枠から、32秒7のオニ脚を駆使。前回の
京阪杯は、内めの3番枠から好位差し。6ハロン戦なら自在の競馬が可能になった。調教駈けするタイプとはいえ、1月18日には栗東坂路を50秒1―36秒9―11秒9という圧巻の時計で登板。トモ回りがパンパンに膨らみ馬体の充実度も出色だ。初の57キロだけが少し引っかかるが素質でカバーできるとみた。当面の目標は
エーシンダックマン。単騎逃げが条件になるが、前走の
淀短距離Sは、スタート後の2、3Fにかけ10秒台の高速ラップを踏み、後続を0秒6差と振り切る1分7秒5。スンナリ先手なら前残り十分。
エーシンヴァーゴウは、GI・
スプリンターズS3着馬。京都コースは5戦3勝・2着2回、抜群の相性のよさを誇る。乗り込みも入念だ。ただ、牝馬の56・5キロ。この斤量は自身のキャリアで初めて。勝ちに逸り重量に泣き、ゴール前息切れするようだと、
サンダルフォンの末脚が炸裂。目下4連勝の
ダノンフェアリーの勢い。安定感の増した
グランプリエンゼル。
ツルマルレオンも、順調なら2、3番人気に推されてもいい好素材だ。ハンデ戦だけに連下は丁寧に。