クラシック候補として賛否両論の
ミリオンホース、
ワールドエースが出走してきます。時代をリードするサンデーレーシング&池江厩舎という
バックボーンと新馬戦が持ったままの勝利だったことから多くの方から賞賛され、「
ワールドエースと戦うのはイヤだ!」ということで次々と回避し、
若駒Sを5頭立にしました。しかし、その
若駒Sでは逃げ馬の
ゼロスを交わせないどころか2馬身半差も引き離せなかったことで、今度は一部の方たちから否定される存在にもなりました。さて、その
ワールドエース。今回でクラシック候補に名乗りを挙げるかどうかという視点でも、楽しめる
きさらぎ賞となりました。
私個人の
ワールドエースの評価としては、この時期に1600万下の馬と併せられるというのは、将来オープン入りを果たす可能性は高いのですが、それが今回かは「?」です。
ワールドエースがここで連対を果たすには、これまでのレース内容から大きな変わり身を見せなければならないので、△評価が妥当と見ています。
◎は
パワーポイント指数の裏付けがある
ジャスタウェイ。不良馬場で行われた前走の東京スポーツ杯2歳Sは、休養明けでスタミナが不足している状態だったために、0.8秒差の4着に敗れました。しかし、上がり3F32秒6という驚異的な末脚で、3着以下を大きく引き離して2着入線した前々走の
新潟2歳Sの内容は秀逸でした。その時マークした指数は、
朝日杯フューチュリティSの勝ち馬
アルフルフレードと同様のものです。それをキャリア2戦目でマークしたのですから、素質はかなりのものがあると見て、今回は良馬場での巻き返しを期待します。
○はスタートの課題はありますが、終いは確実に伸びる
ヒストリカル。重賞の速いペースなら、同馬の末脚が更に生かされるでしょう。▲はデビュー戦で一頭だけ完全に違う脚色(
イチオクノホシのデビュー戦のような内容)で豪快に伸びて勝利した
マデイラ。前走の東京スポーツ杯2歳Sでは8着に破れましたが、デビュー戦で脚を使った反動が不良馬場で強く出たもので、完全なる力負けではないと見ています。